泳げないけど「ほにゃらら」が好き in 宮古島【3】gift
こんにちは。
この記事を見てくださり、本当にありがとうございます。
中には【1】【2】を読んでくださったという方も…?
あなたは天使ですか?きっと天使ですね。いや、天使に違いない。
心から感謝申し上げます。
40代半ばにして燃え尽き症候群。
いろいろ限界を感じ、後先考えず仕事を辞めた。
ただどこかへ行きたいという気持ちのまま向かった宮古島。
最近少しずつ、前職含めてこれまで出会った方々に、お返しができるように前に進みたい、成長したい(体重以外で)と思うこの頃です。
もう秋というか冬直前ですが、
泳げないけど「ほにゃらら」が好き in 宮古島 【3】gift
最終話に入ります。
このタイトルの「ほにゃらら」は、泳げないけど「海を見るの」が好きでございます。ワタクシ、山奥育ちで大人になるまでほとんど海を見たことがなかったもので。泳げもしないのですが、ただ本当に海を見るのが好きなのです。
『gift』なんて言っておいて、「才能」とか「特殊能力」とか、そっち系の話ではないんです。ハイ、すみません。
ただ『とてもラッキーだった 』という話です。
例えば、
「タイミングよく信号が変わった」とか
「レジに人が並んでない」とか
「天気が良くて洗濯ができた」とか
数えたら小さな「ツイてる」は日常に溢れているのですが、今回のお話は、初めて会った方にとてもお世話になって、事なきを得たという話です。
それって「いつも以上にツイてたね」って話なのですが。
きっと ” 神様からの贈り物 " だったのだろうとワタクシが勝手に思っているだけの話です。
そう、神様がくれた『 贈り物』の話です。
***
美味しい宮古島めしを堪能した翌朝、泊まったホテルでレンタル自転車ができると伺っていたので、朝起きてフロントへ申込み。
電動自転車を期待していたのですが、今日貸し出しできるのはマウンテンバイクのみと。
ワタクシでも乗れるのかな。 まぁ、とりあえず乗れるものが残っているのであれば借りようってことで深く考えず手続きをする。
鍵を貰い駐輪場に行くと、あ~、これね。
おしりが痛そうな硬いサドルと、エイやって跨ぐやつ。
※実際におしりがすれて、しばらくカサカサ治らんかったんよ…。
あっ、すみません。どうでもいい話でした。
ま、自転車なら乗れるっしょってことで、出発進行!
人生初のマウンテンバイクに跨り、おそるおそる走り出す。
おおっ何とか乗れそう。ならば、目指すはビーチ。
昨晩、近くのビーチに行ったので、《旅のしおり》ミッションとしては達成しているけれども、やっぱり明るい海を見てみたい。
《旅のしおり》・伊良部大橋を渡る
・沖縄料理を満喫する
☞ 宮古島のビーチに行く
☞ あぐー豚を食べる
20分~30分くらいだろうか、早々におしり痛いな~と思いながら、ゆるやかな道をえっちら自転車でこぐ。「砂山ビーチ」の石像が見えた。
手前に駐車場があり、海に続く道は細道になっている。
自転車で乗り込もうと思ったが、すぐに「こりゃ無理だ」と気づく。
さらっさらの砂がお出迎え、タイヤも足もずぶっと埋まる。
なので、自転車は手前の駐車場に置いて歩く。
白い砂の道を歩きながら、両脇の南国のお花に癒される。
こんにちは、ハイビスカスちゃん。
そのまま、砂の斜面をてくてく登っていくと…
おおっ キタ――(゚∀゚)――!!
これぞ、南国のビーチちゅうやつやん!! 最強の透明度!!
このビーチ。なんと私有地とのこと。
パラソルが立てられ「ビール」の文字がある。
絶対、ビール飲みたい!
なんですが、自転車で来てますので
ハイ飲めません…涙
次、宮古島に来るときは、あのパラソルの下で飲む戦略を立てよう。
ビールは飲めなかったものの、至極に美しい海(とヤドカリちゃん)は十分堪能し、自転車の返却時間も気になるので、いったんホテルに戻ろう。
それから再び来た道を戻り、自転車返却。
空港まで送ってくれるホテルの送迎バスの予約は取れている。
それまで周辺を散策しよう~。
***
近くの『宮古神社』へ。
外国人の方々がいて、日本のツアーコンダクターらしき人が案内中。
コロナ明けってことですね。うんうん。
こちらの「宮古神社」は金運上昇や商売繁盛などのご利益があるそう。
金運が爆上がりしそうな金運守りを授かる。
宮古島まもる君に遭遇。
炎天下の中、毎日のお勤めお疲れさまです。
どんなお手入れをしたらそんな美肌に…。お肌白すぎやしませんか?(笑)
シュールなまもる君。今日も頑張って下さい。
お昼時に差し掛かりましたので、ランチは「あぐー豚」のお店へ。
待ってましたよ。これを食べずに帰れまテン。
芸能人のサイン色紙が飾られている壁を見ながら、しゃぶしゃぶを注文。
お野菜や小鉢付きでボリューミー。
「あぐー豚」は脂身あっさりして、いくらでも食べれそう。
お鍋を堪能し、お店を出て次へ移動。
沖縄県にしかない「A&W」に行きたかったとです。
謎の液体「ルートビア」が飲みたくて。
ビアとつくけどノンアル。見た目コーラにも見えるが、味の表現が難しい。ハーブが入った甘くて不思議な味。
しっかりポテトとバーガーも頼む。
しゃぶしゃぶ食べた後なのに、よう食べとる。
《旅のしおり》・伊良部大橋を渡る
・沖縄料理を満喫する・宮古島のビーチに行く・あぐー豚を食べる
旅もしおりもコンプリートできた。
お腹いっぱいでぼんやりしてたら、ホテルの送迎時間が近づいている。
やばい、戻らねば。
土産物屋さんに立ち寄り、急いでホテルに戻ります。
***
ホテルの送迎バスはすでに待機中。
「すみません~!お待たせしました」と、荷物とともに後部座席にドカッと乗り込む。
ほっ、間に合った。
ほどなく出発。
私以外に乗ってる方がおらず、どうやらバスは貸切り状態。
送迎バスの運転手さんに話しかける。
私「来るときは満席で乗れなかったんですよ。帰りは予約が取れてよかったです。」という話から始まり、
運転手さん「どこから来たんですか?」
私「〇〇〇ってとこです」と答えると、
聞けばそのおじさん、私の住む区内に住んでいたとのこと。
2年前に宮古島に移住して、バスの運転手をしているとの話だ。
おじさん、ちょっと最近ホームシックだとか、〇〇〇に住んでた頃が懐かしいとか、和やかに会話しながら空港へ向かう。
が、話している最中、窓から見える景色に違和感を覚える。
来るときには見なかったサトウキビ畑が続くな。
おじさんが「珍しいですね。この時間に飛行機が飛ぶんですね。」と言う。「え?送迎されてて、飛行機の時間を知らないってことがあるのかな?」と思って話していると、どうやら向かっている空港が違うことがわかる…。
ガーン。。。
そうなんです。宮古島には、宮古島にある「宮古空港」と、下地島にある「みやこ下地島空港」の2つの空港があるんです。
今回、ワタクシが乗ってきた期間限定の直行便は「みやこ下地島空港」。
泊まったホテルのバスは「宮古空港」への送迎。つまり行き先が真反対。
ホテルを出てから15分以上は経っている。
「どうしよう…飛行機に間に合わないかもしない」
ドライバーさんが「「みやこ下地島空港」まで送ってあげたいが、次の送迎があるので送ってあげれない。時間の許す限りで、タクシーが拾えるところまで連れて行きますから」と、とっさの判断で引き返してくれる。
本来のバスのルートにない、商業施設が少し集まったところに入り、バスを降り、信号待ちをしているタクシーを自ら止めて交渉してくれた。
そのタクシーは予約されていたので、別のタクシーが迎えに来てくれると。
ここに居たら迎えがくるからとコンビニの前で荷物をおろし、すべての手配をして颯爽とホテルに戻っていった。
不安な気持ちを抱え、コンビニの前で待つこと数分。手配されたタクシーさんが来てくれた。経緯をご存知で「みやこ下地島空港」へとすぐに向かってくださる。
タクシーに乗ってから数分後、バスのドライバーさんから携帯へ着信。
「え…!もしやこの期に及んで…、私は忘れ物でもしているのか…ぴえん。」
青くなりながら、慌てて携帯に出る。
すると「無事にタクシーに乗れましたか?」という確認のお電話。
うっ
ホスピタリティの塊だ。神だ。
感謝しかない…!涙涙。
神さま、ありがとうございます。
私のやりかぶりは、ホテルのバスの運転手さんと、呼んでくれたタクシーさんの素晴らしい連携プレーで、大事に至らず無事に帰りの飛行機に乗ることができました。
『セントラルリゾート宮古島』のバスのドライバーさん(通称:神)
『協栄タクシー』のタクシーのドライバーさん(通称 : 神使)
本当にありがとうございました。
また宮古島に行くときは、必ず泊まって、乗りたいと思います。
という、「人に助けて頂いてラッキーだった」という落ちのない話でございますが、ここまで読んでいただき大変ありがとうございます。
44歳、人生の夏休み。
1泊2日の宮古島の旅でした。
青く透明な海が見れた。
おもてなしの心、思いやり、人の温かさにもたくさん触れた。
充分、休みは取らせてもらった。
身体に溜まりまくった負の感情をリリース
やりどころのない思いも昇華
疲れ切った心と身体を、ゆっくりと癒してくれた。
完全ではないかもしれないけど、
前に進む心の準備はできた。
小さな「ツイてる」に気が付けるようになった。
どうやら日常に愛はあふれているようだ。
あとは受け取るだけ。
もう秋…いや、冬がすぐそこやん。
そろそろ働こう… 仕事あるかな (笑)
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
あなたにも素敵な『gift』が届きますように。
おしまい。