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🐝みなしごハッシの大冒険:第11話「坊や泣かないで」まさかの、バッドエンド!?

第11話です

新しい森で、悩んだ末に行先を決め向かおうとしていたハッチ
そこに、この森の顔役という ”チョコチョイチョイ” (オケラ?)に止められる
それでもハッチは偵察がてら止められた方向へ向かってしまう
すると、そこには沢山の昆虫達の死骸があり
カマキリの子供たちが、トカゲに襲われている所に遭遇
何とかハッチが助け出すも、数匹が被害に
悲しむ兄弟を見て、ハッチが励ます
そして、カマキリの母親(カマ子)が戻るも
兄弟が被害に遭った事を、ハッチが原因と勘違い
そこで、カマキリの母親はトカゲが来ない安全な場所へ子供達を閉じ込める
ところが、嵐がきたおかげで子供達は閉じ込められていた穴の蓋が動き
無事、外に出る事ができた
喜んで外で遊んでいると、再びトカゲに遭遇。子供達は次々と襲われる
子供達の悲鳴で、ハッチと母親が気付き
ハッチは子供を助け、母親はトカゲと闘い一緒に崖から落ちてしまう・・・

今回も、自ら危険な目に遭いに行ってしまうハッチ
”好奇心は猫を殺す”って言うけど、どうなんですかね
”勇気” と ”無謀” は似て非なるモノだけど、紙一重

冒険家なんて、成功すれば賞賛と喝采があり
失敗すれば、非難や叱責を受ける
それでも、多くの先人達の好奇心のおかげで
多くの発見や発明、技術の進歩があった訳で
何が正解かってホント難しい

ハッチの行動も、トカゲから子供達を救い出した事は凄い事で
おまけに、失った兄弟の事で泣いている子供達に向かって

『そんな事で泣くなんて弱虫過ぎる!
僕は独りぼっちでも、悲しくて泣いた事ないぞ!』

と、今回もハッチ節全開

当初は、ハッチの成長と思い。励ます姿を微笑ましく感じるも
ハッチ先輩も、めっちゃ泣いてるし!
と、ツッコミを入れたくなる

それでも、ハッチの成長というか、心の変化はスゴイ
トカゲ相手に闘いを挑むなんて、なかなか出来ません
しかも、全く自分と関係のないカマキリの為に

子供を襲われている母親とは立場が全く違います
あ、そういえばカマキリの母親のカマ子
まず、名前にちょっとツッコミたくなる所ですが。そこは置いといて
子供を愛するがあまり、過保護というか過干渉になっています

今回のケース。カマキリですが、人間でいう ”母子家庭” です
ただ、カマキリなので
父親は恐らく、交尾の後にカマ子が食べてしまったはずで
よくよく考えると、恐ろしいですよね
ちなみに、メスがオスを食べる確率は1~3割程度で
オスを食べた場合は、食べない時よりも倍近い卵を産むらしいので
オスからしたら、自分の遺伝子を残す確率が上がるという事に

動物でも、親が子供に食べられたり
逆に、子供を食べる親が居たりしますよね

自分の遺伝子を残す事が、生物の一番の使命というか本能のはずで
その遺伝子に、代々受け継がれている情報があり
全ての生物が、その遺伝子に従って行動をしているはずなんだけど
時として、疑問を感じてしまう行動もあり
過干渉が行き過ぎ、虐待行為を行う親も居ます

カマ子に関しては、そこまではしていなくて
最後は子供の為に、自らを犠牲にしてしまう訳ですが
ハッチも、カマ子の姿と自分の母親の姿を重ね合わせ
涙を流し悲しみます
前回とは違い、とても悲しく切ない最後でした


 ”自己犠牲” や ”利他的行動” 
映画やアニメ、創作物によく見られ。現実の世界でもあります
子供の頃は、素直に感動しながら見ていたのですが
大人になり、様々な情報や出来事を見聞きすると
色々と余計な事を考え、それが雑音になってしまう事があり
少し複雑な心境に
ある意味では、全く深読みせずにアニメを楽しめた幼少期も
それはそれで幸せな事だったのかも

とはいえ、子供向けアニメも大人が作っている訳で
製作者達のいろんな思いが込められ、その思いの全てとはいかないまでも
再び見る事で、新たな気付きを得る事は貴重な時間だと思うので
『世界名作劇場』は特に良作揃いですし
手塚治虫作品や、NHK制作アニメ(未来少年コナン~プラネテス…)など

何かと忙しく、 ”タイパ” が盛んに叫ばれる世の中ですが
今は動画サイトが充実しているので
昔見たアニメや映画を、再び見返すぐらいの
ちょっと余裕のある生活をしていきたいモノです。

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