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再起願う選手~アルモアjr.
個人的な雑記を記載しています
期待の若手を襲った悲劇
2019年5月30日(日本時間)
右打者が放った打球はライナーでしたが、三塁側客席に飛び込むファールでした。良くある光景です。
しかし、いつもと違ったのは、直ぐに観客席からの悲鳴と、打った打者が両手で頭を抱えてやがてうずくまる異様な光景へと直ぐに変わってしまいました。
その時の打者はアルバート・アルモラJr.選手。
シカゴ・カブスに所属し
2018年 152試合 打率.286 5本塁打 41打点 出塁率.323 OPS.701 24歳
という期待の若手選手でした。
ファールボールが向かった先は、当時2歳の少女に直撃しました。アルモラjr.自身が2児の父でもあり、彼は頭を抱えたのち、その場にうずくまり涙を流して試合は中断…再開後は三振に倒れ、その後もセキュリティの女性に少女の容態を聞こうと縋りついている様子は大変心痛な場面でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1715147091075-heVOtTy2Hi.jpg?width=1200)
その後、2019年は打率.238 OPS.651と低調なままシーズンを終え、2022年まで出番は大幅に減り、2023年はメジャーでの出場は0となってしまいました。この悲劇が無くても、活躍は出来なかったかもしれませんが、この出来事以降に明確に成績を落としており、個人的には大きな影響があったかと思います。
尚、少女はその後、ご両親の代理として弁護士がホーム球団であるヒューストン・アストロズに過失があったとして訴訟を起こしています。
その弁護士が言うには、後頭部への頭蓋骨骨折や脳挫傷等があり、発作を防ぐための薬を服用しているとのこと。そして、訴訟は和解となっています。
この一件は、野球観戦の危険性と臨場感を取るかで、防球ネットの必要性が議論されたものでした。勿論、アルモラJr.選手は悪くありませんが、とても悲しい出来事でした。
30歳の今
現在、アルモラJr.選手はアリゾナ・ダイヤモンドバックスのマイナーリーグ組織、AAA級のリノ・エーシズというチームに所属しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1715146732714-grfYib6d9k.jpg)
30歳を迎えた今現在 打率.313 OPS.853と好調をキープしています。
心優しい若きホープ…もう一度メジャーリーグの舞台に戻って活躍して欲しいですね。