読書の魅力
こんにちは!蛸龍です!
皆さん最近読書をしていますか?
筆者は最近、読書習慣を見に付けてたくさんの本に触れようと意識しています。が、現代ではスマホの普及などによって、昔に比べて読書をする人が減ってきているように感じます。
たしかにSNSやネットニュース、動画コンテンツが充実してきている現代では、わざわざお金を払ってまで面白いかも分からない書籍を購入し、スキマ時間を見つけてはチマチマと読み勧めるという行為は非効率な気がします。
ましてや最近のネット情報は図解のみならず、動画や音声つきで解説されていたり、他人の意見や関連情報に素早くアクセスできたり、自身の意見を投稿したりと、一方的に情報を受けるのではなく、双方向のコミュニケーションができる場となっています。
そんな時代においては一昔前の教養ツールといっても過言ではなさそうな読書ですが、むしろ今こそ読書の価値を再認識して、多くの人が読書をするべきだと筆者は考えます。
そこで今回は筆者なりの読書の良さを紹介させていただこうと思います。
なかなか読書をしていない人はもちろん、読書習慣が既に見についている方も、良さを再認識してみるきっかけになればと思います。
他人の思考に触れる
読書の魅力の一つは、月並みかもしれませんが他人の思考や価値観に触れられることだと筆者は考えます。
読書は大抵時間のかかる行為です。ビジネス書をかいつまんで読む速読術を実行している方は別ですが、大抵は一冊読み得るのに、少なくても一時間、本によっては数時間〜十数時間かかることでしょう。
それだけ長時間に亘って特定の人物の文字を追いかける読書は、すなわち他人の思考や価値観を長期に亘って浴びる行為だと筆者は考えます。
著者の思考や価値観を浴びる行為、と聞くとなんだか洗脳のように考えを捻じ曲げられる行為のようにも思えてしまいますが、むしろ長い時間を掛けて行う読書の中で、自分と同じ思考に共感してみたり、相反する思考や価値観に反論することで、自身の価値観をより強くブラッシュアップしていけることが読書の魅力だと考えます。
また、時には思いもよらなかった価値観に出くわすこともありますから、新たな価値観を咀嚼し、共感あるいは対立しながら、自身の価値観の領域を拡げていけるのも一つの魅力でしょう。
動画コンテンツやSNSなどは簡単に飛ばすことが出来ますし、一つ一つの情報が無料であることが多いので、臭いものには蓋をして、読みたいもの、見たいものだけを見るという行為になりがちです(この手頃さがむしろ良さですからね)。
読書という敢えて煩わしく時間をかける行為により、深く思考することも、長い人生の中では必要なことでしょう。
解釈のトレーニング
続いての読書の魅力は、解釈能力を鍛えられることだと感じます。
読書では文字だけの無味乾燥とした紙面から多くの情報を受取ることとなります。
紙面の都合から、必要最低限の情報しか書かれていないことも多く、物事に至った経緯や背景まで詳細に描かれていることはあまり多くありません。
また、小説のような物語でさえ、人物の心情や行動について細かくストレートに書いていることは稀であり、敢えて遠回しの表現を使っていたり、そもそも書かずに細かい部分は読者に委ねるケースもあります。
そんな視覚的・聴覚的な描写に乏しい書籍だからこそ、なぜこういう思考や行動に至ったのか、時代や場所、当時の状況、登場人物の価値観にまで思考を張り巡らせることができるのです。
解釈自体が読者の人生や価値観を投影しているものであるとも言えますから、同じ書籍であっても読み手が置かれている状況や考え方が変われば何度でも解釈力を磨くことができるのです。
また、敢えて他人のレビューを読んだりすることで他人の解釈を学ぶ、ということも、読書ならではの特権でしょう。
書いている情報をただ傍受するだけではなく、時には脳みそに「考える」トレーニングをさせてみてはいかがでしょうか。
良き相棒であり良き教師
現代は人生100年時代と言われるほど、人々の健康寿命が延びてきました。
そして、多くの価値観が許容され、それぞれの人生が自由に、それこそ無数の生き方ができるようになったと感じます。
これは非常に喜ばしいことですが、反対にこれまで以上に様々な挑戦や学びを自ら定期的に実践し、自分の人生を自分で彩り続ける努力が求められるようになったと筆者は感じます。
長くて多様な人生では、自分に物事を教えてくれたり、きっかけを与えてくれる存在というのは、これまで以上に貴重になると考えます。また、良くも悪くも、人は長く生きていれば人生そのものに「慣れ」てしまい、初心を忘れてしまいます。
そんなときでも、書籍は常に我々の相棒であり、教師であり続けると筆者は考えます。自身を奮い立たせてくれた書籍を再読することで、当時の熱い気持ちを蘇らせてくれたり、当時は理解できなかった、共感出来なかった書籍が、人生の局面が変わることで、何よりも自身に響く書籍に化けることもあるでしょう。
また、亡くなった恩師や、疎遠になった友人を物語に投影することで、書籍に自身の人生を投影して楽しんでみたり、自分を叱咤激励してくれる自分だけの啓発書を自ら作り出すこともできるのです。
長く多様な時代だからこそ、映像や音声なしに自身へそっと寄り添ってくれたり、喝を入れてくれる書籍の存在は、これまで以上に貴重かつ魅力的なものになると感じます。
読書習慣を楽しもう!
さて、少しだけですが、筆者なりに読書の魅力について語ってきました。
まだまだ語りたいこともありますが、それはまた別の機会にしようと思います。
情報が溢れ、手軽に上質な情報へアクセスできる現代だからこそ、しっぽりと自分自身と向き合い、深く静かに思考し対話する機会が少し減ってきているように感じます。
そんな時代において、少し不効率ながらも深く思考できる読書の魅力は昔以上に増えていると筆者は考えます。
人生100年時代とも言われる時代をより豊かに楽しく生きるためにも、時には読書を通じて自身と向き合うことも大切でしょう。
魅力的な人になるための第一歩として、読書習慣オススメです!
ではまた!
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