初めまして。地方現役医学生のたこです。
今回は解剖学の勉強をしている際に、いくつか語呂を作ってまとめたので、医療関係の学生の皆さんにも是非活用していただきたいと思い、「解剖学語呂合わせまとめ」をnoteにて共有いたします。移動中での隙間時間の勉強や、暗記効率upに使ってください.
※語呂合わせ以上の詳しい知識も載せていますが、これは必要な人のみ確認してください。
1.鎖骨下動脈の分岐(超有名なやつです。)
「ツナコロッケ」
・ツ →椎骨動脈(C1~6横突起を経由して)
・ナ →内胸動脈(筋横隔動脈と上腹壁動脈になる。)
・コ →甲状頚動脈(肩甲上動脈、下甲状腺動脈、頚横動脈になる。)
・ロッ →肋頚動脈(最上肋間動脈と深頚動脈になる。)
・ケ →肩甲背動脈(肩甲挙筋、菱形筋を栄養する。)
2.腋窩動脈(これも聞いたことありそう。)
「さきがけが前後」
・さ →最上胸動脈
・き →胸肩峰動脈(大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋へ)
・が →外側胸動脈(前鋸筋を栄養する。)
・けが →肩甲下動脈(肩甲回旋動脈と胸背動脈になる。)
・前 →前上腕回旋動脈(三角筋を栄養する。)
・後 →後上腕回旋動脈(三角筋を栄養する。)
3.冠状動脈の分枝
「左(利きを)改善(して、)右(利きに)変更!」
左冠状動脈は
・かい→回旋枝
・ぜん→前室間枝
に分枝します。
右冠状動脈は
・へん→辺縁枝
・こう→後室間枝
分枝します。(※右冠状動脈は一般的に洞房結節と房室結節を栄養する。)
4.外眼筋の運動
「直(接)家内が上ないない。斜にかまえて天が反対。」(雰囲気で感じ取ってください。)
この語呂は難しいので解説します。
直は、上直筋、下直筋についてという意味です。
斜に構えて天が反対とは○直筋から○斜筋になると、○転運動の○の中身が上⇄下、内⇄外で入れ替わるということです。
上直筋の運動について
・上 →上転
・ない →内転
・ない →内旋
下直筋の運動について
・か →下転
・ない →内転
・が →外旋
「斜にかまえて天が反対」の法則より、
上斜筋の運動は「下転、外転、内旋」
下斜筋の運動は「上転、外転、外旋」となります。
外眼筋の運動はとても複雑なので下のイラストで確認してください。
5.副鼻腔などの開口部
「上司、中(野)前上司、ビルの下。」
・「上司」
上鼻道に開口
→篩骨洞(後部)
・「中(野)前上司」
中鼻道に開口
→前頭洞、上顎洞、篩骨洞
・「ビルの下」
下鼻道に開口
→鼻涙管
6.軟口蓋を支配する動脈
「上皇は院で、名はこがしょうこ」
・上皇は院
→上行咽頭動脈
・こが
→上行口蓋動脈
・しょうこ
→小口蓋動脈
7.外舌筋[extrinsic muscle]の覚え方
「蛍光ヤンキーオトちゃん絶対!」
・けい
→茎突舌筋
・こう
→口蓋舌筋(この筋のみ迷走神経支配!他は舌下神経!)
・オトちゃん
→オトガイ舌筋(アッカンベー👅に使われる筋)
・絶対
→舌骨舌筋
8.舌の知覚、味覚の支配神経
「後ろは全部陰キャ。こさくな味を舌は知る。」
・後ろは全部陰キャ
→舌後ろ1/3の味覚、知覚の両方は、舌咽神経支配。
・こさくな味を舌は知る。
→舌の残りの前2/3について。
味覚は鼓索神経(顔面神経より分枝)支配。知覚は舌神経(下顎神経より分枝)支配。
9.梨状筋下孔を通過する神経
「加工(梨状筋下孔のことです。)は下で後はだいたい座位」
・下
→下殿神経(大臀筋支配)
・後はだいたい
→後大腿皮神経
・ざ
→坐骨神経(脛骨神経部と総腓骨神経部に分かれる。)
・い
→陰部神経(アルコック管を内陰部動脈と共に走行。)
以上になります。
いかがだったでしょうか。レベルの低い語呂も混ざっておりますが、何回も眺めて、音読しているうちに自然と身につき、勉強の手助けとなることを祈っております。
初記事ということもあり、見苦しい部分もあったと思いますが、最後ご覧いただきありがとうございます。
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それではまた次の記事で。