春の苗
すっかり暖かくなりました。日も伸びて、暦の上では5月5日から夏が始まっています。ちょうど山のほうからは蛙の声も聞こえてきて、自然は変わらず動いているなと少し心が休まります。
今回は、3月以降に種を蒔いた野菜のことについて。
見出しの写真は枝豆です。長く収穫できるように、1週間ずつ播種をずらして沢山育てています。種は昨年収穫した早生品種で自家採種1代目。
枝豆の種は大豆です。緑の鞘の枝豆は、鞘が茶色くなって中から、からからと音がするようになったら大豆の収穫時。その大豆が、次の年に枝豆を収穫するための種となります。種類によって、枝豆向きな品種、大豆向きな品種があるので調べるのも愉しい時間。敢えて傷物の種を植えてみたりもしたけど、やっぱりきれいな株にはならないものです。
ほうれん草。自家採種3代目です。例年秋蒔き用だったけど、試験的に。
五角オクラ。山形名物の「だし」が好きで、今から楽しみ。
伏見甘長。
ビーツデトロイト。
ワイルドチェリートマト。
サンマルツァーノ。
ピクルスきゅうり。
バターナッツ。
など、他にもあれこれ育てています。
種を蒔いて芽が出て、葉を大きくして実が成って... 丈夫な苗を買って育てるのも良いけど、種から育てて収穫する喜びは、他では経験できないようなものだと思います。ただの作業にならないように、種を蒔いていきます。
ハーブと花のことについては次の回で...
(文 たくみ)
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