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【超訳】ALTER EGO 超・自己成長術。最高のパフォーマンスを発揮させる3つの想像力戦略!

 今回は、上記の『ALTER EGO 超・自己成長術』という本を題材にして、超訳記事を書いていきます。

前回は「オルターエゴ戦略とは何か?」について、本書を要約した記事を書きました。
しかし、この要約記事や本書を読んだだけでは、「結局何をすればいいのか」わからないかと思います。
なぜなら、本書に出てくる方法論は、主に事例が中心になっているからです。

実際の活動や生活上で、「オルターエゴ戦略」を実践するための3つのテクニックをご紹介いたします。

 ☆読むべき人☆
・想像力で変身すると言われても信用できない人。
・自分は変われないと思っている人。
・本番で頭が真っ白になってしまう人。

【想像】そもそも、「オルターエゴ戦略」は本当に効果があるのか?


 まず、そもそも「オルターエゴ戦略」は本当に効果があるのか?を怪しむ方がいらっしゃるかと思います。

自分の思考や想像力を使って、スーパーヒーローのように変身しよう。って言われても、怪しいスピリチュアルか自己啓発の類に間違えられても仕方ありません。
でもそれは勘違いで、実際に行動力が上がるという科学的根拠を前回の要約記事で解説しました。
それでも信用できない方のために、もっとシンプルでわかりやすい根拠をご紹介します。

『プラセボ効果』です。

人が薬を飲むときなんかに、「これは効果のある風邪薬だ」「これを飲めば治る」と信じ込むだけで、実際の効果が上がるとは聞いたことがないでしょうか?
あるいは、筋トレでも、「今から大胸筋を鍛えるぞ」と意識するだけでも効果があるといわれています。
人間の思い込みが実際に身体に影響することを『プラセボ効果』といいます。


これと同じ現象を、本書では『アイテム』を使うことでオルターエゴを起動しよう!と推奨されています。

例えば、『メガネ』をかけている人に対して、知的で賢い印象を持つことはありませんか?
その場合、自分もメガネをかけることで、少し賢くなった”ような気がします”。
この勘違いは実際に効果として表れて、知的作業に対してのパフォーマンスが上がるのです。

実際にメガネ自体に知能を上げる効果があるのかはわかりません。
(研究が進んでも、そんな効果は確認されないと思う)
しかし、私たち人間がメガネには知能を上げる効果があると思い込んでいることはわかっています。
この『プラセボ効果』を利用しない手はないでしょう。


では、どうやって変身するための『アイテム』を選べばいいのか?で悩むかと思います。

それは、自分で決めるのです。

人間は、自分が身につける物に自分で意味を見出すことでその効果が発揮されることがわかっています。

その科学的根拠として、ノースウェスタン大学で行われた、
白衣が学生たちの集中力と正確性にどう影響するのかを調べた実験結果を本書では紹介されています。

●白衣を着ない場合、または画家を連想させる格好をした場合は、学生たちの集中力はアップしなかった。
●(1)白衣を着て、(2)なおかつ医者を連想させた場合にのみ、学生たちの集中力はアップした。
●服装の影響力の大きさは、その服を着ていて、なおかつその象徴的な意味を理解しているかどうかで変わる。

 簡潔に言うと、あなたが着ているのが画家の上着だと思ったら、何も変わらない。だが、医師の白衣を着ていると思った瞬間、あなたの集中力と正確性は向上する、というわけだ。
(出典:ALTER EGO 超・自己成長術)

この「なおかつ」という文脈の部分が大事です。

その『アイテム』は、何を象徴しているのか?
”なおかつ”、その『アイテム』を身につけていることで、どんな効果が発揮されるのか?
これら2つのことを頻繁に思い出すことで、実際に効果が発揮されるのです。


『アイテム』を使ってパフォーマンスを向上させる戦略をまとめると、

1、自分が変身するときの『アイテム』を1つ決める。
2、その『アイテム』の「象徴的な意味」を理解する。
3、『アイテム』を身につけることでどんな効果を表すのか自分の解釈を繰り返し思い出す。

ちなみに、この現象は『着衣認知理論』と呼ばれています。
注意点があるとすれば、『アイテム』を使用する時はオルターエゴに変身する瞬間だけにして、普段は身につけて混在させないことです。

 ☆ここまでのまとめ☆
・『プラセボ効果』といって、人間の思い込みは実際に身体に影響が表れる。
・物自体に効果はなくても、自分が象徴的に意味する物として認識した『アイテム』には効果がある。
・その『アイテム』を身につけるとどんな効果があるのか、自分の解釈を繰り返し思い出すことで、パフォーマンスを向上させることができる。

【解釈】を変えるだけで、パフォーマンスが上がるリアプレイザル!


 前項の「アイテムを持って思い込むことでパフォーマンスが向上する」と言われても、次のように考える人がいるはずです。

「もし、このアイテムを持っていても失敗したら?」です。


...残念ながら、それは真実です。

物事には、必ず良い面と悪い面があり、そしてその2つの側面以外にも様々な要素が含まれています。
そのため、解釈の仕方は無限にあると言っても過言ではありません。
だから、数日おきに「この世界で一番不幸なのは自分だ」と落ち込む私のようなネガティブな人間には、悪い側面の方に目がいってしまって仕方ありません。(いやほんとつらたん)

そこで、おすすめの対策方法があります。

『リアプレイザル』です。

『リアプレイザル』は、緊張する場面を乗り越えるときに使えるテクニックです。
その方法とは、
「緊張する!」を「興奮するぜ!」と言い換えたり、
「ドキドキして動けない!」を「ワクワクと武者震いがするぜ!」と解釈を変えるだけです。

このリアプレイザル(再解釈)を試みるだけで、実際にパフォーマンスは向上すると言われています。


解釈の仕方は無限大にあると言いましたが、ストレスから受ける人間の身体的な反応は1種類しかないことがわかっています。

スピーチやプレゼンを目の前にしているときも、
バンジージャンプの直前であっても、
恋愛や人間関係における緊張の場面であっても、

全て、「心臓がドキドキ(心拍数が上昇)している状態」です。

それを、緊張のドキドキで動けないととるか、ワクワクの武者震いととるかは、あなたの解釈次第なのです。

 人間の心は、多種多様なイメージや感情をつくり出す強力な工場のようなものだ。そのイメージや感情は、あなたの理由や動機を助長することも、損なうこともできる。
(出典:ALTER EGO 超・自己成長術)


あなたは、「自分は変われない」と思っているかもしれません。

しかし、それはあなたの解釈です。
もちろん、変われないところもあるでしょう。
しかし、全部ではないはずです。
変われるところはどこでしょうか?

まずは、あなたの解釈です。

現実の問題が解決されるかは、結果論ですから、それは置いておいて、
まずは、それに立ち向かう自分の解釈を変えてみませんか?

 ☆ここまでのまとめ☆
・物事には必ず良い面と悪い面があり、解釈の仕方は無限にある。
・しかし、ストレスから受ける人間の身体的反応は1種類しかないことがわかっている。
・自分の反応に対する解釈を変えるだけで、実際にパフォーマンスが向上するリアプレイザル!

【準備】に時間をかける、イフゼンプランニング!


 最後に、本書の内容を紹介してきた中で、一番重要な話をします。

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2,342字
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