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方法はいくらでもある

こんばんは、お久しぶりになってしまいました。
2月頭の時点で、4冊も読み切り読書は、以前に比べ楽しい趣味の1つとなっていました。
しかし、その後、同時に4冊の本に手をつけてしまい、読み終わることなく今になっています。また、本を読んでなかったわけではないですが、ペースは落ちていたのも事実です。

2021年「本を読む量をふやす」
No.5『パリでメシを食う。』川内有緒


はじめに

本を読む先輩から、寝る前に心を落ち着かせたるために、「何か良さそうな本はないですか。」という意味不明なお願いをして借りた本。実際のところ、ほとんど寝る前に読むことはできなかったが、読んでいる前後は心が落ち着いていたと思ます。
この本は、パリに住んでいる日本人がどのように過ごしているのか、どうしてパリに生きているのかなどを日本人の著者が取材し、それを書き上げた文章となっています。

思ったこと

いろんな生き方、働き方があるなと思ったのが一番最初の感想です。以前紹介したかもしれないが、僕の好きな言葉に、「教養(リベラルアーツ)を身につけるには、旅・人・本から学ぶこと」という、ライフネット生命の創業者の出口さんの言葉があります。この本には、高校を卒業してフランスのサーカスに入った人、ファッションデザイナーの人、夫婦で花屋を経営している人などが10人登場します。著者を含め、実際にお会いしたことはないけれど、こういう生き方もあるよね。と再認識することができ、少し自分の視野、生き方が広がったような感じがしています。
また、一番お会いしてみたいと思ったのは、著者の方でした。登場してくる人たちは、ほとんど著者の知り合いではない中で、取材を受けられており、どうしてその取材を受けたのか、取材をする側にとても魅力的なことがあるのではないかと思ったからです。現に、フランスのサーカスに入った人について書かれている中で、その彼の専門種目はヨーヨーでした。しかし、著者は、ヨーヨーのことをあまり知らないから、自分でその彼のヨーヨーの動画と他の人の動画を比べたりして、違いを言語化している部分もありました。そのような準備を怠らない人、自分の仕事を精一杯こなそうとしている人にお会いしてみたいなと思いました。

終わりに

このような本を読むと「何者」にならないといけないのかと思ってしまうことがあります。しかしながら、生きている時点で、24年間という人生を過ごしている時点で、もうすでに世界に1人だけの唯一無二の「何者」であることも事実です。著者はこのように言われていました。「多くの人が「何者」になるべく、努力している。パリでは、その方法がまるで違う。この街では「あるべき姿」というものがない。ロールモデルや周囲の期待、常識といったものに合わせるのではなく、自分のうちなる声に耳を傾けていた。」と。このような、気を張りすぎず、ゆっくり見つめ合う社会が僕は好きです。

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