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Clicks Keyboard for iPhone 16 Pro 実機レビュー

こんにちは、たっくんです。
今回は、iPhoneでキーボードが使える「Clicks Keyboard」をアメリカで購入し、2週間ほど使用してみたのでレビューをお届けしたいと思います。
ちょうど日本でもAmazon.co.jpで販売がはじまったようです。

Click Keyboardとは?

Clicks Technology

Clicks Keyboardは、イギリスのClicks Technologyが展開するiPhone用のキーボードケースです。日本では、ティーガイアが国内正規代理店となり展開されるようです。

キーボードケースのスペック

Clicks Keyboard for iPhone 16 Proの簡単なスペックは下記の通りです。
寸法と重量はメーカーサイトで情報がなかったため、実寸となります。

  • 高さ : 約19cm

  • 横幅 : 約7.5cm

  • 厚み : 約1.9cm (カメラ突起部分含む)

  • 重量 : 72g

  • バックライト : 対応

  • MagSafe : 対応

  • USB-Cデータ転送モード : 対応

  • 外部端子 : USB-C (充電+データ転送)

  • カラー : Onyx / Surf / Spice

Spiceカラー

Clicks KeyboardはiPhone 15 ProとiPhone 14 Pro対応のモデルもありますが、
iPhone 16 Pro対応モデルでは、「USB-Cのデータ転送」と「MagSafe対応」が大きく進化しています。iPhone 15シリーズからUSB-Cに対応し、写真や動画データなどを外部SSDへ転送する方も増えたかと思います。iPhone 15 Pro対応の前モデルのケースでは、充電のみの対応だったため、今回のデータ転送対応はケースを外すことなく外部ストレージへアクセスができるため、大きな進化となります。さらに、カードタイプのウォレットやスタンドなど様々なアクセサリーがあるMagSafeに対応したことも大きな利点となります。

キーボードとiPhoneの接続は、USB-Cで直接接続されるため、Bluetoothでの接続は不要かつキーボードケース自体を充電する手間などもありません。USB-Cポートで直接繋がっているため、使用している時にもキーの遅延などは特に感じられませんでした。

USB-C端子部分(内側)

ケースの質感と重量

Clicks Keyboard for iPhone 16 Proでは、3色展開となっています。今回、私は落ち着いたブラウン系のSpiceカラーを購入しました。ケースの表面は、マットな質感のプラスチックで手に馴染む感じがとても素敵な質感です。キーボードが配置されている背面には、レザー風の仕上げになっていて高級感があります。ケース内面には、マイクロファイバーのライナーがあり、ライナーにはMagSafeのマークと「Clicks keyboard for iPhone 16 Pro」と記載されています。その他、電源ボタン、ボリュームボタン、アクションボタンがそれぞれ配置されており、iPhone 16 Proから加わったカメラコントロールボタンは、切り抜きされておりケースを付けた状態でも問題なく使用することができます。

レザー風仕上げ
カメラコントロール部分

重量については、おそらく気になる点かと思います。私もポケットや小さなカバンに入れて出来る限りミニマルに出かけることが多いため、出来れば軽いスマホが良い派です。(iPhone 16 Proが15 Proに比べて重くなった時は残念でした。)スペックで記載の通り、ケース自体は約72g (実寸)とバックライト付きキーボードのケースとしてはかなり軽い印象です。iPhone 16 Proの重量は199gのため、ケースを付けると271gと折り畳みスマホのGalaxy Z Fold 5 (253g)よりも重くなります。ケースを付けるとかなり縦長になるため、持った時そこまで重たい印象はないですが、長時間使っているとやはり少し疲れてしまいます。この辺は、それぞれ感じ方が違うと思いますが、重たくなることだけは覚悟する必要があります。

キーボードの質感と感触

本ケースの目玉であるキーボード部分は、正直かなり心地よいです。各キーは少し小さいので慣れる必要がありますが、押した感じがプチプチしているため、ずっと押していたくなるような心地よさがあります。さらに、キーの押しやすさを考慮して、左と右でそれぞれキーが少し斜めになっているため、指を置いた時に押しやすさがあります。日本語のフリック入力に慣れている方は、個人的な体感的にキーボードなしの方が早く入力出来ると思いますが、タイピングの心地よさを味わいたい方には、最高のアクセサリーだと思います。

キーボード側面からの画像

また、キーボードにバックライトが付いているため暗い場所でも安心して使うことができます。バックライトは、環境に応じてClicksアプリから輝度を調整することができます。スペックの箇所でもお伝えしている通り、iPhone本体から電力を供給されており、ケース自体を充電する手間がないのは便利だと思いました。

バックライトの調整 (アプリ)

その他の進化した点

Clicks Keyboard for iPhone 16 Proは、前モデルでは非対応だったデータ転送モードに対応しました。おそらく一部の人は、iPhoneがUSB-Cに対応したことで撮影した写真や動画を外部SSDへ保存されていると思いますが、前モデルではケースを外して接続する必要がありました。しかし、今回のモデルからはデータ転送に対応したため、Clicks Keyboardを付けた状態で外部ストレージへアクセスすることができます。また、データ転送モードに対応したことで有線で車と接続しApple Car Playを利用することもできるようになりました。

2つ目の進化点としては、MagSafeへの対応です。近年、MagSafe対応のアクセサリーが充実しており、お財布やスタンド、ワイヤレス充電など色々と便利な物が増えています。iPhone用のケースを購入する上で、MagSafeへの対応有無でケース選びをしている方も少なくないと思いますが、今回の新しいClicks KeyabordはMagSafeに対応しました。私も日頃からウォレットやワイヤレス充電でMagSafeを利用しているため、MagSafe対応であることは一つの決め手となりました。

MagSafe充電器にも対応

便利なショートカットの数々

Clicks Keyboardは、様々なショートカットキーに対応しています。ショートカットは、iOSでデフォルトに設定されているものを使うこともできますし、ショートカットアプリで任意のキーにアクションを設定することもできます。下記は、デフォルトで使えるショートカットの例です。
【ショートカット例】
Command + C = コピー
Command + P = ペースト
Command + Z = 取り消し
Command + H = ホームへ戻る
Command + Space = スポットライト検索
Space = スクロール

使い方次第ではありますが、上手くショートカットを使うことでより便利と感じるケースも多々ありました。

メリット・デメリット

個人的に2週間ほど使ってみて、メリットとデメリットを以下にまとめてみました。

  • メリット

    • レトロな雰囲気を最新のiPhoneで楽しめる

    • プチプチとしてキーを押す心地よさ

    • ディスプレイ上にキーボードがないため、フルに使える

    • 便利なショートカット機能

  • デメリット

    • iPhone本体 + ケースと重たいので手が疲れる

    • 縦長になりポケットからはみ出る

    • カメラコントロールに指が届かなくなる

    • フリック入力に比べて入力が遅い (慣れの問題かもしれないです)

    • 価格 (日本の販売価格 : 2万3870円)

キーボード分長くなるのでカメラコントロールは届かない
ケース本体と箱

私は、このケースの見た目のレトロなかわいさとキーボードをポチポチする体験が欲しくて購入したので、とても満足しています。おもちゃとして購入するには値段が高いのですが、iPhoneでキーボードを求める方にはとてもおすすめできる商品だと思います!


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