ヴィオール曲集(クープラン)
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、クープラン作曲の『ヴィオール曲集』です。(数字は26-94・名曲解説全集補2巻P94)
フランソワ・クープラン先生。1668年-1733年(64歳)フランスの作曲家ですね。
ざっくり、スカルラッティ先生の父とアルビノーニ先生の間に生まれており、スカルラッティ先生を含む1685年トリオ(残りは大バッハ先生、ヘンデル先生)の17年前に生まれている、そんな時期です。
正直、『クープランの墓』(ラヴェル先生)でしか聞いた事のないお名前でした。。
そんなクープラン先生。
父親はサン=ジュルヴェ教会のオルガニストを務めていた、音楽一族のご出身。10歳の時に父が亡くなり、11歳で後を継ぎこの名誉ある職に就任(正式な就任は18歳)。
23歳で王室礼拝堂のオルガニスト、クラヴサン(チェンバロ)の教師になり、宮廷作曲家としても活躍しました。
本日の曲は、クープラン先生といえば、ではない作品。
ちなみに、「といえば」の作品は『クラヴサン曲集』です。
本日は『ヴィオール曲集』です。
ところがこの『ヴィオール曲集』、ヴィオールの演奏家以外により作曲家された曲で、かつクープラン先生晩年の傑作とのこと。
ヴィオール=ヴィオラ・ダ・ガンバ=奏者が脚ではさんで構える弦楽器、ですね。
2つの組曲からなります。
第1組曲
第1曲:プレリュード
第2曲:アルマンド
第3曲:クーラント
第4曲:サラバント
第5曲:ガヴォット
第6曲:ジーグ
第7曲:パッサカリアあるいはシャコンヌ
第2組曲
第1曲:プレリュード
第2曲:フゲッタ
第3曲:葬儀
第4曲:白いシャツ
とても良い音がしますね。
見た目はチェロっぽいですが、かなり柔らかい感じ。
なんかしばらく聞いていると、別世界にいざなわれる感じ。
傑作なのかはわかりませんが、湖畔または海に近いところのカフェでゆっくりコーヒーを飲み、ゆっくりしていたい感じですね。
うちはBARなんですけどね。
本日の音源は、Goût des musique ancienneさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ありがとうございます。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。