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無伴奏チェロ・ソナタ(コダーイ)

ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。


さて、"本日のオススメ"は、コダーイ作曲の『無伴奏チェロ・ソナタ』です。(数字は17-155・名曲解説全集第17巻-P155)

コダーイ・ゾルターン先生。1882年-1967年(84歳)の、ハンガリーの作曲家でしたね。

マートラの風景の回以来、2回目の登場ですね。


本日の曲は、『無伴奏チェロ・ソナタ』です。

無伴奏チェロ・ソナタというジャンルは、ヒンデミット先生の回以来、2回目ですね。


本日の音源は、Jakob Koranyiさんのチャンネルを視聴しながら書き進めてきました。ぜひお聞きになりながら読み進めていただきたいですね。


コダーイ先生の無伴奏チェロ・ソナタは、先生が33歳の時に完成した作品。

このころには、すでにバルトーク先生との民謡採集も済み、音楽院の教授職にありました。

作品番号のついている作品群の中では、ちょうど真ん中らへん。作品番号のついていない曲が大量にあるため、全体の作品群的には割と初期の方なのかもしれません。

ただ、この作品はいろいろな資料をあたってみても、紹介されている事が多く、コダーイ先生の作品の中では結構重要な立ち位置のようで、有名な曲のようです。


30分ほどの大曲です。

現代的な手法で、伝統的な民謡旋律を扱うことに成功した最初のチェロ曲で、20世紀のチェロ曲の出発点と言われているそうです。

曲のベースになっているのは「ハンガリー的民謡旋律」と「民族楽器の模倣」で、曲の構造的には明快だそうで…(素人には難しいw)。


ところが、技術的には下記の理由で技術的には難曲らしいです。
・チェロのあらゆる技巧を使う
・5オクターヴの音域を使う
・無伴奏で30分

独特な民族音階の和音を出すために、G線とC線(弦ですね)を半音下げて全曲を演奏するよう指定されています。

迫力がすごいです。

1人でやってるのかな?っていう。


これ、良い曲見つけたな、っていう感じです。



本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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