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「閉じた」趣味で「開く」コミュニティを創るのはなぜか

○はじめに

みなさん、こんにちは😆

今日は2週間前にほんの入り口さんで主催した「ゲームが入り口」で出た話題から考えていたことを綴ろうと思います。


○「閉じた」趣味

自分はゲームや読書、作曲・音楽・映画など好きなものがたくさんあります!ほんの入り口さんで主催したイベントでは、ゲームから読書や音楽などへの自分の中での繋がりから、関心が広がるような話をしました📕

その中で質問として出たのが、「読書やゲームは個人で楽しむものなのに、なぜ人と話すコミュニティで共有するのか」ということでした。

確かにゲームや読書は1人で黙々と自己完結するもので、「閉じた」趣味だといえるでしょう。ゲームではマルチプレイで複数人で遊ぶようなモードやそれがメインのものもあったりしますが、自分はRPGや音楽ゲームなど1人で黙々とストーリーを楽しんだり、スキルアップをするようなゲームが好きなので、まさに「閉じた」趣味を楽しんでいます。

しかし、今では前に記事で投稿したとおり、Discordでゲーマーコミュニティを築いたり読書会に参加したりと「開く」コミュニティが好きだったりもします。それはなぜなのか綴っていきます。

○「開く」コミュニティ=人と話すのはなぜなのか

自分は新卒入社した会社で精神疾患を患い、現在も療養中です。こういう状態になったあとは基本家で過ごすことになるため、人間関係が少なくなる寂しさを感じるようになりました。

そこで、寂しさを紛らわせるためにLINEのオープンチャットやXのスペース機能を使って読書会や雑談会を主催したり参加するようになりました。

人と話すことが好きになったのは、まさにドロップアウトしたことで生まれた寂しさから目覚めたものでした。人はいざなくなる、困った状態にならないと当たり前にあるような有り難さを感じることがないとよく言われると思いますが、自分はこの経験で気づいたことが多いです。

では、その人と会話する中で読書会など趣味をテーマにしたコミュニティを築くのはなぜなのかも述べていこうと思います。

○「閉じた」趣味を「開く」コミュニティで共有する理由

ほんの入り口にて主催したゲームが入り口というイベントでは、後半で「紙の真ん中にりんごと書いて、りんごから連想できるものを書いてください」という連想ゲームを行いました。まずは、5分間で思いつくものを個人で書いてもらいました。

すると、「丸い」「赤い」「甘い」「青森」などの単語が出てきます。中には「ハローキティ」「白雪姫」「禁断の果実」「ニュートン」などもありました。この出てきた単語というのは、その人の「連想の引き出し」といえます。

書く作業が終わったあとに、それを共有する時間を取りました。すると「こんな繋がりがあったのか」「この発想は面白い」と気づきを得ることができます。そして、その人がなぜそれを連想したのか、どこから得たものなのかを知るきっかけになります。それを探ってみると、本や映画・ゲーム・テレビなどの「閉じた」趣味から自然と得ているものだと分かりました。

このように、人と話して共有することには「新たな世界へのきっかけ」というものが得られることが大きいと考えています。普段ミステリー小説を読む人が突然哲学の本を読むといったことはなかなかないと思います。自分の関心というのも一定の範囲があり、その範囲外のことに触れることは難しいです。

そこで読書会に参加して人と会話をすることで、普段ミステリー小説を読む人が哲学に関心を持つきっかけになったりすることがありますし、自分もその経験から読んだ本、触れたゲームというのも多々あります。

例を挙げると、手塚治虫の漫画『七色いんこ』は読書会で知り、古典漫画や戯曲に触れるきっかけになりました。

数々の趣味を持つ、コミュニティに所属するということは、その人に選択肢=心の余裕を持つことにも繋がります。自分もしんどくて本が読めない、気力が続かなくて長くゲームが遊べないという気分になることもあります。そのとき別のものに触れることで、例えばゲームで歴史に触れると歴史に関する本に関心が出て読むようになったり、単純にリセットされてまた読書を自然と触れるようになったりと気分転換にもなります。自分の中の当たり前から離れるということも有り難みを感じることに近いものがあるような気がしますね。


○おわりに

今回は、イベントの中で出た質問から考えたことをざっくりとまとめてみました。インプットだけでなく、アウトプットすることでサイクルが完成して選択肢=心の余裕が生まれる。

1人で得るものにはどうしても限界があります。ゲームや映画などフィクションの世界でも1人で敵に立ち向かうものは少ないでしょう。鳥山明の漫画『ドラゴンボール』のベジータや『ファイナルファンタジーVIII』の主人公のスコールのように孤高な性格だった人が周りに感化されて成長する話には感動を覚える人も多いと思います。それも人と会話することできっかけを得て成長・限界突破していく姿だといえます。

「新たな世界へのきっかけ」に触れる機会というものはこれからも得ていきたいものです。

最後までご覧くださり、ありがとうございました🙇

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