現代版マクロ生殖学
男女の生物学的な相違はもちろんのこと、みなさんの脳が石器時代から大して進化していないことをしっかり学んでから恋愛に臨むべきだと私は考えます。
そうすることで、「ああ、これはあれは雌雄のする行為、思考様式だな」とマクロ的に冷静に見ることができ、非常に高次元な過ごし方ができます。
進化心理学的なメカニズム、遺伝的背景などを学習し、ある程度の予測をつけて恋愛に営めるようこちらのnoteにまとめてみました。
目次です
昔から変化してない人間の本質
人間の脳は実のところこの1万年間変化しておらず、石器時代から大して変わっていないです。進化的心理メカニズムが起こすのは結局は祖先の当時の適応的行動に基づいています。
そのため、パソコン、タワマン、文字、避妊などなど、文明的に徐々に登場していったものは全て「新規」として脳が捉え、必ずしも全員が全員適応しているわけではないのです。
今やyoutubeなどで画面を通して人物を目にするというシーンが多々あるわけですが、2002年Kanazawaらがテレビ番組を毎日のように見ている人は、友人関係に関する満足度が高いという論文を出しています。
つまり、人間の脳は生身で会う人と画面越しに見る人をそれほど区別せず、友好的な意を示してしまうということです。石器時代みがありませんか?
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