【書評・感想】科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!
■書籍タイトル
科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!
■Amazonの商品説明から引用
内容(「BOOK」データベースより)
科学的トレーニングで英語を学ぼう!
多くの日本人が経験や昔ながらの手法に頼った、非科学的で効率的ではない方法で英語を学んでいます。
その学習方法にどんな科学的根拠があるのか、分からないまま学んでいるのです。これではいつまでたっても世界に通用するビジネスパーソンとしての英語力は身につきません。
英語習得に必要なのは、正しい学習法です。本書では、第二言語習得研究でわかった、科学的な英語学習で効率的、効果的に学ぶ方法を解説します。
■おすすめ度
★★★★☆
新書で読みやすかった。
第二言語の英語をどのように学習すればよいかが平易に書いてあって、とても参考になった。
※私は必修科目としての英語学習をしたレベルで、学習方法についての知見はもともと少ないです。
■読んだきっかけ
英語を勉強しようとふと思い立ち、2020年の1月~3月まで初級者向けの英文法復習コースに通っていました。その学校が、「第二言語習得研究」を活用した学習方法を推奨しており、参考書籍としてこれをいただきました。
■内容まとめ
第1章で英語学習の「常識」が科学的に見るとどうなのかを解説。ここはササッと飛ばしました。
内容は、下記の感じです。
・今からやっても遅くない
・モチベーションが大事
・ネイティブに習わなくても平気
・コツコツ続けることが大事
本題は第2章以降の最適な勉強方法についてです。
著者は、英語学習は、スポーツと同じで課題に応じた適切で合理的なトレーニングが必要と述べ、下記の流れで進めるのが良いと書いています。
文法 :テニスでいう素振り
↓
発音練習・語彙習得 :筋トレ
↓
異文化勉強 :ルール・戦略を学ぶ
↓
短期留学・映画 :練習試合
↓
できないことを認識(シャドーイング等) :例示はないが、コーチに教わったり自省したりする?
↓
ビジネスの場面で使用: 本番の大会?
英語の4スキル
①読む力
②聞く力
③書く力
④話す力
まず伸ばすべきは、①読む力と②聞く力である。
そのあとに、③書く力と④話す力を伸ばしていく。
①読む力を伸ばすのに効果的なのがチャンクリーディングです。
チャンクリーディングは、一文をまるごと訳すのではなく、意味の固まりごとに前のほうから訳していくことです。
②聞く力を伸ばすのに効果的なのが、下記の3つです。
ディクテーション:音声を聞いて、文字起こしする
リピーティング :音声を聞いて繰り返して発音する
シャドーイング :音声を聞きながら、少し遅れて追いかけるように発音する
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音声聞いても、何を話してるかわからないけど、実際に文字を見たらこの単語だったんだ!ってなる、あれ。あれが音声変化というらしいです。
ディクテーション → シャドーイングすることで、聞き取れていない文字を認識できて、発音の仕方も理解することができます。
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③書く力
プロセスライティングがおすすめ。
ただ文章を書くのではなく、書いて添削してもらい、また書き直す。というのを繰り返していく。その際に答えを明示するのではなく、文法が誤っているなどの指摘をされる。
④話す力
間違いを恐れない、オンライン英会話などを活用する。
原稿を用意するのではなく、メモに単語などを書く程度で挑む。
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お察しの通り、③と④の理解が薄いのですが、それは私のスキルが①②に留まっているのが影響しています。
もう少しレベルアップして、その領域に達したら別のnoteで書きたいと思います。
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■こんな人におすすめしたい
・英語を勉強し始めたけどどうやれば良いかよくわからない方
・最適な学習方法を調べるのが面倒な方
※Youtube、Googleなどで「第二言語習得研究」とか「チャンクリーディング」と調べると、たくさんの解説記事がありますので、そちらを読んでも良いかと思います。
■あとがき
新たなことを習得するときに、気をつけるべきことは、
・何を学習するか(学習対象・範囲)
・どのように学習するか(順番・方法)
・それをいかにして継続するか
だと思いました。
今回、英語の学習方法を学習するにあたって、本書も含めて色々調べたことで様々な学習方法を知り、それぞれのポイントが理解できたことが個人的に大きな学びでした。
おしまいです。それでは、また!