
新古今和歌集のある生活18「雪の季節に桜!」
令和7年2月19日(火)
仕事の帰り、あまりの寒さのせいでしょうか、突然強烈な頭痛に襲われました。
そこで途中乗り換え駅にあるスタバで「温分補給」をしようと寄りました。いつもならドリップ、ショート、マグで、という何とかの一つ覚えのオーダーなのですが、脳が春を欲していたのでしょう、カウンターケースにあるピンクに惹かれて桜ドーナツも注文しました。
外は極寒、そのための頭痛、熱いコーヒー、そして桜色のドーナツ。強烈な「冬」のおかげで「春」も一緒に感じることができたような気がします。
「鴬の鳴けどもいまだ降る雪に杉の葉白き逢坂の山」(新古今和歌集・巻一・春歌上・後鳥羽院・18)
鶯色、雪の白、杉の緑。これらの春と冬の色たちが「逢」っているというのがこの歌のミソですが、私も今日頭痛のおかげで、スタバのトレイ上で冬と春の出会いを見ることができました。
桜と珈琲(この2つを並べて書くときは、珈琲は漢字で書きたい)のおかげで頭痛は多少和らぎましたが、「真冬の北海道」にまた行きたいと思っているものの、この程度の寒さで参っているようでは心もとないことです…。