22・楽しいわが家

夫「おい、お義母さんが、刃物持って襲いにくるぞ」
母が、栗の皮をむこうと、包丁を手にテーブルに向ってたのだ。
この冗談に、母も大笑い。
ユーモアのある夫のおかげで母も楽しいと言う。

このごろ、温暖化で暑い日が多くなったせいか、栗が硬い。
栗の渋皮煮も　作るのが大変なのにイマイチおいしくできない。
今年から、もう作るのはやめることにした。
母も高齢になって、作るのが負担になってきたし、
私は、あんなに手のかかるものをひとりで作る気力はない。

夫も「そんなに大変な思いをして作らなくても、ただ煮りゃいいじゃないか」と言う。
なるほど。

というわけで、皮をむいた（渋皮も）栗をザラメで煮たらすごくおいしい。食後にお茶とつまむと、最高の秋のデザートだ。

栗入りのお赤飯も食べたいので、また栗を買ってきて　母と皮をむこうとしていたときの、冒頭の夫のセリフだ。

癌じゃないとわかって、夫は、ごきげんで　ビールやらワインやら
アイスクリームなど　今まで控えていたものを楽しんでる。
よかったよねえ。　酒が入って、会話も冗談もはずむよ。