49・くだらない夫婦の会話のあとは、シカゴの「長い夜」で
るるゆみこさんのnoteを見てたら「夫婦生活は修行」という記事があった。
まったくその通り!
でも、ゆみこさんは客観的に見れてえらいよなぁ。
うちは長年夫婦生活を続けてるが、長くたって修行なのだ。
わかってると思った相手の新しい一面を知ったり、考えが変わってたり、
いろいろ対応に苦労する。
そうだ、修行なんだからと思い直してみる。
夫は風邪だか口内炎だかで舌が痛くて不機嫌だ。
私が話しかけると「返事するのが痛くてつらいから、話しかけるな」と言う。
”こりゃ、きょうは静かでいいや” なんて思ってると、自分のしゃべりたいことはずーっとしゃべってる。
でも私は修行中だから「アナタは私には返事できないから話すなと言っておいて、自分じゃどーでもいいこといっぱいしゃべってるじゃないの!」とは言わない。
男ばっかり5人兄弟で育ってるから、言葉が荒い。フツーの話でも怒ってるようだ。きょうは、機嫌が悪いからよけい荒っぽい。
でも修行中だから「どうして、もうちょっと優しい話し方ができないの?」とは言わない。言ってもどうせ出来ないし。
私「アナタは裏表がないよね。裏表使い分けることなんてできないものね」
夫「それって、オレに裏表使い分ける能力がないってこと?」
私「もちろん」
夫「そんな、メンドーなことできるか!」
私(いや、そんなムスカシイことできるか! の間違いでしょ)
夫「お前だって同じなくせに」
私「いや、私は、裏表使い分けられる。『あそこのダンナはヘンだけど奥さんはちゃんとしてるからだいじょうぶね』と思われるようにうまくふるまってる」
こうやってくだらない会話の夫婦の夜はふけていくのだった。
夫「おっ、もう9時だ! 良い子は寝る時間だぞ」
「誰が良い子だ?!」とは、修行中なので言わない。
そして、シカゴの「長い夜」を聴いて憂さを晴らす。
シカゴのライブ映像は、最近まで見た事がなかった。