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11月三連休のこと。
雨の音が、大きい。
雨の粒が、大きい。
交通機関も止まり、高速道路も通行止めとなった大雨の土曜。稽古に向かうために北上し大回り。八木、高陽、白木を抜けて八本松から西条へ。
山から溢れる水、道路を満たす水、フロントガラスを叩く水、タイヤに轢かれて弾ける水、川の色を変色させる水。
日頃指先を濡らす水とは違う、力を持った水を意識する日だった。
そういえば、最近は泳ぎに行っていない。最後に何にも追われず泳ぎに行ったのは、いつだっただろう。
晴れすぎて肌寒い日曜。
言わなければわからないことではあるが、衣装を忘れる。出番直前でお面をなくす。余裕なく他のパフォーマンスを観られない。
これほどまでにグダグダとした本番の日はこれまでに無かった。
足りないものを意識する日。
内容については文章の最後に。
生活と現実。気の抜けた月曜。
古典と現代を往き来する。投げた言葉と落ちた言葉、静と動、光と影、交わって重なるもの、生まれるもの。私を突き動かすものと類似するもの、そうではないもの。
劇場を抜けた先は、想像よりも遙かに明るかった。
そんな三日間。
以下はパフォーマンスについて手短に。そのうち動画をアップできる可能性もあるので、出来るのならそちらが先であっては欲しいけれど強制は特になく。加えて新たな台本もあるけれど、それはそれとして。
描きたかった根本は一つです。
私はあの頃の私に支えられているし、きっといつかの私を支える。どんなときも。
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どんなときも。ずっと。
重圧と模索。消えない霧。刺さない光。
全部とても楽しかったです。
11月3日 春夏秋冬眠