災禍のもとで編まれた希望――『〈場〉のちから 多文化ヤマガタ探訪記2020‐2023』刊行によせて
年末年始のお休みにこんな一冊はいかがでしょうか?
ご案内がずいぶん遅れてしまいましたが、先日、新しい本を出しました。山形新聞の連載記事をまとめた『〈場〉のちから 多文化ヤマガタ探訪記2020‐2023』で、『〈地方〉の思考 多文化ヤマガタ探訪記2018‐2020』(よりみち文庫、2020年)の続編です。県内各地の草の根の活動者たちの現場30か所をめぐり、それぞれの現場の〈ことば〉に耳をすませ、それらをもとに今後の地域のすがたを展望した一冊です(表紙イラストはイラストレーターの菊地純さん)。
連載が続いた2020~2023年はちょうどコロナ禍が猛威を振るっていた――まあそれはいまもあまり変わっていませんが――数年間とほぼ重なります。対面の〈場〉の意味が問いただされるなか、時勢に抗ってでもその〈場〉を物理的かつ社会的につくりだし、護持しようとする試みが各地で重ねられてきました。本書は、そうした人びとの貴い営みに光をあてていくものです。ぜひ手にとっていただけたら幸いです。
山形県内では、下記の書店で取り扱っていただいております。
①八文字屋(全店)
https://www.hachimonjiya.co.jp/
②こまつ書店(全店)
https://www.komatsu-shoten.co.jp/
③宮脇書店(天童店、成沢店)
https://www.miyawakishoten.com/
④Jun Kikuchi Graphic(菊地純さんアトリエ)
山形県外の方は、よりみち文庫オンラインショップでぜひどうぞ。
https://yorimichibun.base.shop/
このほか、「うちの店でもおいてあげるよ」「読みたい人が〇人いるからまとめてもってきて」みたいな方がいらっしゃれば、まとめてお届けもしますので、当方までお声がけいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。