学者歴2ヶ月が考える学者の歩き方(7.05)

takiceです。
裏で絶バハとか絶竜詩の完走感想とか書いてたんですが、どいつもこいつも世に出ることはなさそうです。
なのでこのnoteも世に出るかはわかりません。

でも今読めてるってことは世に出たってことです、頑張りました。
もれなく思いついたこと全部書いてバカみたいな分量になったので目次を記します。
読みたいところだけ読んでください。

この note について

当初はアルカディアLH級零式を学者で完走した感想でも書こうと思っていたんですが、前述の例に漏れず世に出なさそうだったので趣旨を変えてみました。
表題の通り、学者歴2ヶ月程度の自分が零式で学者を扱うにあたって考えてたことのまとめです。
あまりにも理解が浅い所があると思うので、プロ学者(ヒーラー)の方々から見れば稚拙な部分は多々見受けられるかと思います。
ただ、歴2ヶ月程度だからこそのフレッシュな視点や、これから学者(BH)を始めようって人には良いかもしれません。
最低限この辺のことだけ判ってればLH級程度の零式(たぶん過去最弱)はクリアできるっていう指標にはなると思います。
生来適当な人間なので、間違っていてもあんまり怒らないで読んで下さい。
よしなに。

BH(バリアヒーラー)

ヒーラーには大前提として2種類あるのはご存知だと思います。
一般的にPHが回復担当でBHが軽減(バリア)担当って認識だと思います。
ジョブの設計を見ても間違ってないと思います。
ただBHにも十分な回復スキルが用意されているのが現状なので、PHが戻さなくてもBHだけでどうにかできてしまうって場面が結構あると感じます。
なのでPHよりはできることが多くて、結果としてキャリー力に秀でていると思います。
タイムラインをなんとなくでも良いので頭に叩き込めるのは前提として、戦場を俯瞰的に見られる人が向いてると思います。
俺がこのPTを救済うんだっていう勇者思考の人にもオススメできます。
(オススメできるってだけで僕自身が勇者だとがキャリーマンだとかは思ってないです)

学者というジョブ

前述の通りBHというロールに属していて、競合に賢者というジョブがあります。
しかし今回は学者についてのnoteですので、競合他社の情報は記述しません。
全力で学者を持ち上げます。(もちろん弱みも書きます)

【強み】
妖精起点の各種スキル
自分中心から発動するスキルと違い、特定の状況下を除いて常にフィールド中心から回復や軽減を撒くことができるので、散開や移動が多いコンテンツでもPT全体をカバーしやすいです。

圧倒的バリア量
後述するスキルの組み合わせにより、他の追随を許さない圧倒的なバリアを生み出すことができます。
場合によってはこのバリア量でギミックを無視することができたりしてしまいます。
全体に散らばってしまうギミック処理で予めバリアを仕込むことで差し込みヒールを不要とする立ち回りも可能です。

対応力
各種スキルの効果が優秀なため、半壊盤面の立直し力に優れています。

【弱み】
燃費
上記の強みとトレードオフな最大の弱点です。
平常運転時においては全く感じることはありませんが、いざ立直しの盤面になると一気にMPがなくなります。
各種アビリティが優秀な分、GCDスキルに対してのMP対価が重たく設定されているので、この辺の調整は意図的だと思っています。
特にセラフィズムを使用して全力でGCDを回そうものならMPは消し飛ぶものと考えて下さい。

仕込みの多さ
敵の攻撃に先んじて仕込むスキルが多いです。
詠唱を見てからの対応では効果を十分に発揮できないことも多く、覚えることが多いです。
初見コンテンツではこれも相まってすこし頭が爆発します。

自身の立直し
これは学者だけに限った話ではなく、ヒーラー全般に言えるかもしれません。
自身が復帰した際にタイミングが悪いとリソース補充のスキルが一切ないため、戦線に復帰するまでにかなりの時間を要します。
相方ヒーラーと時にはタンクに全力介護されてようやく立ち上がることができます。

学者のスキル

普段使うスキルだけ見ても多いです。
スキルアイコンにマウスカーソルを合わせて得られる情報+個人的使い所の簡単な説明
表題にもある通り7.0(Lv.100)時点での話です。
回復量や消費MPは体感で慣れたほうが早いのと、細かい数字を見てもわからないと思うのでここには記述しません。

攻撃スキル

【獄炎法】
暇さえあれば取り敢えず押しておくボタン
1アビ挟む猶予があるので、裏で軽減とかのアビを撃って下さい。

【蠱毒法】
30秒に1回押すボタン
無詠唱なので2アビ挟む猶予がありますが、エーテルフローやら連環計やら転化やらと噛み合う場面しかないのでいうほどアビ選択の自由度はないです。
ちょっと多く歩けるので動かされるギミックが来た時に更新タイミングだとなんだかオトクな気分になれます。

【ルインラ】
動きたくなったときとか2アビ挟みたいときに押すボタン
獄炎法から威力を引いた分、機動力と自由度が増しました。
噂によるとこのスキルの詠唱数で学者の”上手さ"が測れるらしいです。
他のヒーラーに比べて目立った対価を支払わずに無詠唱攻撃できるので、慣れてないうちは多くなりがちだと思いますが、あんまり気にしないほうがいいと思います。
被弾するよりよっぽどマシです。

【裂陣法】
範囲攻撃、2体以上で効率が良くなるので2体フェーズとか雑魚フェーズとかで押すボタン
モーションとエフェクトがかっこいい(重要)

【埋伏の毒】
後述の連環計を押すと生えてくるボタンです。
蠱毒法と競合しないDoTです。
とりあえずシナジー中に押しておきましょう。

【エナジードレイン】
上記攻撃スキル群で回ったGCDの裏に押すボタン
所謂攻撃アビリティです。
使用リソースが回復アビと共有なのが学者をちょっと難しくしてる要因です。
ただ威力は100しかないのでぶっちゃけ無理して撃たなくても大丈夫だと思います。
慣れないうちはフローのリキャ前にエーテル使い切る目的で使うと良いです。
バーストに合わせるとかはタイムラインが身体に馴染んで来てからでいいと思います。
おまけにちょっとの自己回復がついてますが、マジでおまけです。
このスキルが満足に撃てない学者は弱者と見られる世の中ですが、間違ってるのは世の中の方なので気にしないでください。
威力100のアビリティを敵に撃つより被弾したPTメンバーに回復アビリティを投げられる方が100倍カッコいいです。

回復スキル

減ったHPを直接的に回復するスキル群です。
副次効果としてバリアを付与するスキルもたくさんありますが、便宜上回復スキルとして扱います。

【フィジク】
個人を回復するボタンですが使いません。
早速ですがホットバーから削除しましょう。
というのは冗談で、使用優先度が限りなく低いだけです。
普段使わない隅っこにでも配置しておいてください。
リソースがない状況で人を救わないといけない場面で使います。
ただそういう状況でも鼓舞(後述)を使ったほうが良い事が多いのでやっぱり使わないかもしれません。
少なくとも僕は存在を意識したことがありません。

【鼓舞激励の策】
個人を回復して更にバリアを付与するボタンです。
クリティカルが出るとバカみたいな量のバリアが付与されます。
それこそギミック被弾一個をなかったコトにできるレベルです。
単体で使う場面はあまりなくて、展開戦術(後述)とセットで使うことが多いです。

【意気軒昂の策(士気高揚の策)】
周囲のPTメンバーを回復して更にバリアを付与するボタンです。
鼓舞の効果をマイルドにして代わりに全体に作用するようにした感じです。
とても痛い全体攻撃の前とかに使います。
回復とバリア付与を同時にこなせる優秀なスキルですが、燃費が非常に悪いので強いからと連打していると一気にMPが枯れます。
このスキルのバリアが無ければ壊滅だった、みたいな場面はPTメンバーが全員存命だと意外と少ないのでご利用は計画的に。

【不撓不屈の策】
エーテルを1消費して全体を即時回復するボタンです。
即効性に優れますが、意外と使い所に困ります。
全力でHPを戻すべき場面で使用しますが、相方のPHが優秀だと無用の長物になります。
全体ダメージ前にHPが戻りきっていなかったりする場面に使うと良いです。
確定でここに使う!ってタイムラインに組み込んでしまうより、緊急用として置いておくのもいいかもしれません。
リキャストが30秒とちょっと長めなので、気軽に使うにはちょっと重たいです。

【生命活性法】
エーテルを1消費して個人を即時回復するボタンです。
即効性に優れ(略)
被弾のケアなどに使いますが、そもそもそういった個人ケアはPHの仕事と思っているのであんまり使いませんでした。
でも投げられたほうがカッコいいと思うので、モテたい人はどんどん投げたほうがいいと思います。

【深謀遠慮の策】
エーテルを1消費して個人を超回復(条件付き)するボタンです。
即効性には優れません(特定条件下を除く)
対象のHPが50%を下回る事をトリガーとして発動する仕込み型の回復スキルです。
主にタンクのAAケアとかに使います。
巷ではタンク強攻撃に合わせたりするらしいですが、最近のタンクは自己回復やらバリアが超強いので放っておいても意外と死にません。
個人的には放置されがちなAAとかに回したほうが有用だと思っています。
あとは被弾したり、蘇生直後の人に投げて使います。
ただ前述のトリガーがあるため、他のPTメンバーにケアを先回りされると無駄になります。
反射神経に自信がある人以外は生命活性法を投げましょう(バフ欄に残るアイコンで最大45秒間公開処刑されます)

【エーテルパクト】
フェイエーテル(ジョブHUDにある10単位のゲージ)を消費して個人を継続回復するボタンです。
即効性には優れません。
PHが持っているリジェネの様なものと思ってもらえば良いと思います。
主にタンクのAAケアや被弾した個人のゆっくりとした戻しに使います。
オーバーヒール状態になっても過保護な妖精は回復を継続するので、こまめに切り替えないとフェイエーテルがすぐに0になってしまいます。
他の妖精スキルを使用すると中断される仕様もあるので、慣れないうちはちょっと使いにくいかもしれません。
巷では迷子紐とかメソハイとか呼ばれてるらしいです。
線取りギミックで味方を惑わせる事もあるのでご利用は計画的に。

【光の囁き】
妖精を起点として21秒間のHoTをばら撒くボタンです。
1tickあたりの回復量はあまり大きくありませんが、入れると入れないでは大きな違いがあると思います。
リキャストが戻ってきていて、全体ダメージがあった場面では積極的に利用していきましょう。

【フェイブレッシング】
妖精を起点として即時回復をばら撒くボタンです。
前述の光の囁きと併せて使うと大体の全体ダメージのケアは出来ます。
これもリキャストが戻ってきている場面であれば積極的に利用しましょう。
散開が控えていたりする場面ではちょっと使用タイミングを考えても良いです。

【コンソレイション】
サモン・セラフィムというボタンを押すと妖精がデカくなってこのボタンに置き換わります。
妖精を起点として全体即時回復+バリアを付与する控えめに言って最強のボタンです。
なんと2回も押せます。
連続して痛いところや、バリアのもう一押しが欲しいといった場面で使います。
ちょっとした注意として、妖精がデカくなると前述のフェイブレッシングとエーテルパクトが使えなくなる仕様があります。

軽減スキル

バリアを付与するスキルは便宜上回復スキル群として扱ったのでこちらは所謂%軽減について扱おうと思います。

【野戦治療の陣】
15m範囲の10%軽減エリアを発生させるボタンです。
妖精の次ぐらいに学者を象徴するスキルだと思います。
スキル説明でついでにみたいにHoTが紹介されていますが、コイツが真に強いのはこっちが理由だったりします。
不撓不屈以上の回復総量があるので、盤面によっては攻撃自体を軽減するより後置きしたほうがHPSが上がるみたいな意味不明な現象が起きたりします。
ちなみに、表記上は15秒の効果時間ですが最大で18秒も軽減できたりします。
ただ、この辺は小難しい話なので割愛します。
全体攻撃に合わせるのはもちろん、タンクのAAが只管に痛い場面とかにも有用です。
上記の効果に対してリキャストも30秒と大変優秀なため、気軽に使えるのもポイントが高いです。

【疾風怒濤の計】
押すとPTメンバーに20秒間の10%軽減がついて更に10秒間足が早くなるボタンです。
散開途中に押すと他人を外周キルすることがあるので、必ず静止状態で発動しましょう。
スプリント効果ばかりに目が行きがちですが、20秒間の全体軽減は単純に強いです。
複数ギミックを跨いで軽減したり、タンクのAAケアに流用出来たりします。
もちろん、散開や定位置につくギミックにおいて足が早くなるというのは生存率や火力に直結することも多いので、スプリント目的で使っても良いと思います。
定位置についたり散開した後って大体ダメージが付き物ですしね。

【フェイイルミネーション】
妖精を起点として20秒間の5%魔法軽減と10%の回復魔法効果増加バフを撒くボタンです。
正直なところ補助スキル枠と軽減スキル枠、どっちにいれるか迷ったんですが、あまりにも軽減スキル枠が寂しくなるのでこっちに入れました。
迷った理由は効果そのものにありますが、使用している実態として個人的には魔法軽減よりGCDバリアを厚くする為に使用している事が多いからです。
ですが、GCDバリアを入れる場面は全体ダメージが控えているので、結果として軽減も作用しているパターンが多いです。
使ってみると意外に噛み合う場面が多い。
このあたりにジョブ完成度の高さが伺えます。

補助スキル

単体では機能しない、上記スキル群を強化、使用するためのスキル群です。
学者の根幹が詰まっている所でもあります。
シナジーである連環計もとりあえずここに入れています。

【連環計】
120秒毎に押すボタンです。
PTプレイにおける学者の本体説があります。
連環計を付与された対象は20秒間クリティカルヒットを10%受けやすくなります。
細かい数字は覚えなくて良いので、光ったら押すことを意識しましょう。
ヒーラーは他ロールに比べて攻撃スキルに連続性がないため、偶数分を意識するのが難しいと思っています。
僕はあまりにも押せなかったため、空いているホットバー全てに連環計を配置して忘れないように意識付けしました。
それでも忘れた時があるので、身体を完全に学者にしないと押せないと思っています。
ちなみに音が無駄にデカいので遅れるとすぐにバレます。
遅れや忘れを糾弾されたらは10%のバフなど受けなくても普段の行いが良ければクリティカルは出るはずだと周りに責任転嫁をしましょう。

【エーテルフロー】
60秒に1回押すボタンです。
リキャストが明けたら最速で押す心がけをしてください。
MPが2000回復し、学者の生命線であるエーテルが3つ補給されます。
エーテルついては、攻撃に回さないのであれば最悪腐っても相方ヒーラーの負担が重くなるだけですが、MP回復の効果を逃してしまうと攻撃スキルを連打しているだけでガス欠に陥ります。
このスキルを最大数押せていないのにガス欠にならない人はそもそも呼吸が止まっていると思ってください。
このスキルについては基本的すぎてあんまり語ることがないです。
とりあえず光ってたら押してください。
光る直前までエーテルが残っていたらタンクに深謀を投げるなりエナジードレインで消費するなりを心がけると良いと思います。
重ねて言いますが、最悪エーテルは上書きしても構わないのでMP回復の効果だけでもリキャスト毎に受け取ってください。

【秘策】
使用することで1回限り、鼓舞激励や士気高揚(意気軒昂)を確定でクリティカルさせることが出来るバフを自分に付与するボタンです
ついでに消費MPが0になります。
深謀遠慮や不撓不屈もエーテル無しで使用できるようになりますが、エーテルをすべて攻撃に回したい等の特殊な状況でもなければ費用対効果が非常に悪いです。
まず使わないと思ってください。
一般的に知られている使用方法として、秘策鼓舞での展開などがあると思います。
メリットで上げた圧倒的なバリア量は大体コイツのおかげで成り立っています。
秘策リキャスト=展開戦術リキャストだったころは概ねその運用で問題ありませんでしたが、黄金パッチから展開は据え置きで秘策のみリキャストが60秒へ短縮されました。
展開と紐づけで考えてしまうと、単純計算で30秒の損失が発生します。
効果を見ればこの30秒は非常に勿体ないです。
秘策を展開とセットで考えるのはやめましょう。
”ついでに”と評したMP消費が0になる効果ですが、最初の方に語った燃費の悪さという学者のデメリットを緩和することが出来ます。
そのため、秘策の回転率を上げていくことも重要になっていると考えています。
特大なバリアが必要な場面では相変わらず必須レベルではありますが、士気がクリティカルするだけでもかなりのバリア量になります。
そもそもバリアが無ければ壊滅だったという場面が少ない(2度目)ので被弾後の戻し猶予がない時や、フィールドへ散開してしまってその後のケアが難しいといった場面でも無ければ圧倒的なバリア量というのは無駄になりがちです。
そういった攻撃が来るのは零式程度であれば数えるほどなので、そこに逆算して秘策と展開のリキャストを合わせるように運用していけば良いのです。
最初の方に挙げた学者のメリットとデメリットを覆すような話をしていますが、それほどにこのスキルの奥は深いと考えています。
極論を言えば自分でクリティカルを引けば良いだけなので、このボタンの真価は消費MP0にあると思ってください。
普段から行いを良くし、いざという時の鼓舞をクリティカルさせる徳を積みましょう。

スキル説明の趣旨とは少し離れますが、個人的に開幕前の秘策鼓舞展開は不要と考えています。
大量かつ安定して軽減リソースが投入される開幕になぜ鼓舞展開ほどのバリアが必要なのかわかりません。
他で使ったほうがよっぽど良いと思います。

【展開戦術】
対象に付与した鼓舞(バリア)を周囲のPTメンバーにも付与するボタンです。
一見、効果が士気高揚(意気軒昂)と同様ですが、単体バリアと全体バリアではそもそものバリア量が違うので、単体バリアを全体化することが出来るこのスキルは特に痛いダメージが来るときに使います。
その他、自身を起点とする士気高揚と違って対象者を起点とするので、特殊な形での散開下でも安定して全員にバリアを配れるといったメリットもあります。
クリティカルした鼓舞を展開した時の圧倒的なバリア量は学者の特権です。
(クリティカルの追加分(激励)は展開できませんが、鼓舞自体のバリア量も増えています)
運用については上述で問題ありませんが、必ず”秘策”の効果と併せて読むようにしてください。
黄金学者のちょっと考えるところが詰まっています。
ちなみに鼓舞を詠唱した裏でこのスキルを押すと微妙にGCDが噛むので気を付けてください。
綺麗に回したい場合は一呼吸おきましょう。

【生命回生法】
対象の最大HPを10%増加させ、被回復魔法の効果を10%向上させるボタンです。
増加したHPは同時に回復もされます。
回復効果10%向上を期待して、鼓舞展開する相手にセットで使うことが多いです。
しかし、HP10%増加の効果も非常に強く、疑似的なバリアとして扱うことができるので、全体直前に戻りきっていない人や軽減漏れした人に投げたりもできます。
即効性があるスキルなので、緊急用に取っておくのもいいかもしれません。
これがなければ壊滅という場面より、これがあったから救えたという場面の方が多いと思います。

【応急戦術】
鼓舞激励や士気高揚(意気軒昂)のバリア付与効果をそのままHP回復効果に置き換えるボタンです。
PHが落ちている場面や素のHPを急いで戻さなければならない場面で使います。
使う場面は限定的ですが、戻しという観点だけ見るとPHにも劣らない一発を放つことが出来るので、有用です。
15秒のリキャストがあるので連打はできません、戻しの本分はPHにあると考えましょう。
個人的に学者のスキルでモーションが一番かわいいと思っています。
かわいいキャラがこのスキルを使っていると思わずズームして観察したくなります。

【転化】
妖精を帰還させてエーテルを3つ補給し、自身の回復魔法効果を20%向上させるボタンです。
学者が難しいと謂われている一端を担っていると思います。
学者は60秒間に3つのエーテルを配分してヒールワークを構築します。
エーテル消費スキルのリキャストを考えても、3つ以上あった場合でもヒール的に有用な使い道はなかなかありません。
ですが、このスキルはその前提を壊します。
端的に言えばエーテルを回復リソースとしてだけ扱っていると転化使用時に溢れます。
であればどうするのかという話ですが、その余剰分すべてを攻撃スキルに回す必要があります。
エナジードレインの説明でも挙げましたが、攻撃と回復のリソースがイコールである学者ではその使い分けが難しいと思います。
幸い180秒とリキャストが長いため、それらすべてをエナジードレインに回したとしてもコンテンツを通した総威力は知れています。(実際は薬バーストに合わせるためそこそこ大きいですが)
慣れないうちはそもそも使わないといった選択もいいかもしれません。
エーテルについてだけ語りましたが、副次効果の20%回復魔法強化はかなり強いです。
それこそ秘策鼓舞展開に合わせれば被弾一つを無視できるレベルのバリアを各自にばらまくこともできます。
妖精スキルが使えなくなるという欠点もありますが、ヒールワークを構築するうえで、使用場面を思いついたら積極的に使っていきましょう。
ちなみに巷では妖精を食べると表現されていますが、その理屈だと30秒後に吐き戻している地獄絵図になるので僕はそう表現したくありません。

【セラフィズム】
自身をアラブの大富豪みたいな姿に変え、ついでに羽根をはやすボタンです。
アホみたいな説明ですが、Lv.100で習得する奥義みたいなスキルです。
効果を説明すると、各種GCD回復スキルの強化及び無詠唱化、そして応急戦術のリキャストが1秒(実質毎GCD使用可)になり全体HoTを付与します。
端的に言えば強化された全体回復やバリアを連打できるようになり、効果時間はPTメンバー絶対落とさないマンに変身するボタンです。
効果だけ聞くと最強ですべてを救う英雄になれると思えますが、落とし穴があります。
それは各種GCD回復スキルの消費MPは緩和されないという点にあります。
無詠唱となって回転率はあがりますが、その分MPを恐ろしいスピードで消費していきます。
ただでさえ燃費の悪い学者がGCDスキルを連打するとあっという間にリソースが枯れます。
救済措置である秘策も、セラフィズム中は効果が適用されないという罠があります。
なので現実的にヒールワークに組み込んで考えるとなるとHoT効果が一番前面に出てきます。
しかし180秒という重たいリキャストに対してHoT効果も特別強いわけではありません。
ゆえに全力のヒールチェックみたいな場面以外では緊急の立て直し用に置いておくのが一番良いと思っています。
ちなみに転化とは競合しない仕様になっています。
転化中はセラフィズムのボタンがそもそも押せませんが、セラフィズム中に転化のボタンを押すとセラフィズムを強制的に中断したうえで転化を発動することが出来ます。
非常にややこしいスキルです。
Lv.100で習得するスキルとしては、競合である賢者に明確に劣っていると思います。
せめて使用時にMPが回復するとか消費MPが半額になるとかあれば良かったのに、とスキルを連打しながら考えています。

学者の立ち回り

FF14には様々なコンテンツがありますが、こういったnoteを読んだり、興味を持つ人っていうのは大体がレイドコンテンツ、いわゆる高難易度コンテンツについて調べられている方が多いと思います。
そのため、この項では高難易度コンテンツのフェーズ毎における学者(ヒーラー)の考え方とか動き方についてまとめたいと思います。
ただし、noteの表題にある通り自分は学者として数か月にも満たない浅学者です。
(そもそもヒーラーに関しても半年程度のキャリアです)
プロの方々から見れば間違った考えや立ち回りもあるかもしれません。
間違ったことがあればそれらを反面教師とし、更に世の中にはこういった考えを持つ珍しい学者もいるのだと知識の足しにしてください。

【初見時】
FF14のコンテンツにおいて予習という単語は耳が痛くなるほど頻出だと思います。
予習や解説動画を一切見ない、ブラインドという楽しみ方もありますが、言い切ってしまえば一般的ではないと思います。
なので、この初見という定義はある程度予習した状態とします。

大前提として、すべての全体攻撃にバリアを合わせるレベルの意識で臨んでください。
野良であれば尚更です。
ただし、予習したうえで明確に不要と判断した箇所については抜いてください。
なぜなら、全ての攻撃にバリアを合わせているとたちまちMPが空になり個人ミスのカバーが出来なくなり全体の攻略が滞ります。
いきなりの矛盾理論ですが、非常に大事なことです。

攻略は先を見ることが大事です。
そのためだけにヒーラーというロールが存在しているとすら思ってください。
ヒール不足という自身の意識だけで防げるイレギュラーは極力排除したうえで、他人のイレギュラー(被弾や軽減抜け)をカバーするだけのリソースは残しておく必要があります。
特に蘇生に要するリソースというのは非常に重たく、蘇生に必要なMP2400は勿論のこと、多くの場合迅速魔(40秒)が必要になります。
キャスターが前世だったりする場合は迅速魔を気軽に押してしまいがちですが、ヒーラーのプレイする際はボタンを固くしましょう。

少し話が逸れましたが、上述にあわせ陣や疾風なども最大数回す意識を持ちます。
こちらはリキャストの都合上、すべての攻撃に合わせることはできませんが、予習で必要な場面を想定できていない場合は全体攻撃前にリキャストが戻っていれば取り敢えず使うという意識で行きましょう。

次に60秒-120秒を軸として、コンテンツの流れを掴んでください。
戦闘中にどうやって経過時間を確認しろという話かもしれませんが、我々のホットバーには優秀な60秒-120秒タイマーが存在します。
エーテルフローと連環計です。
これらは特別な事情がない限りは開幕のスキル回しから一定間隔で押し続けることになるのでタイマーとして機能します。
これらを頼りに大まかなタイムラインを身体に馴染ませます。
n回目の連環計後に大きなダメージが来るとかを覚えられれば十分です。
覚えられればそれらにリキャストが長いスキル達を割り振っていきます。
確実に軽減がほしい場面が見つかったら、どこまでに使えばその場所で使えるのかを把握するのがオススメです。

初見時は一人でも多く生存させて先を見ることがヒーラーの目的になります。
このフェーズではMP確保を目的として攻撃の手を休めるという事も許されると思っています。

【練習時】
曖昧な言葉で表現していますが、初見ほどの焦りはなく、練習したいフェーズが明確になった状態を指しています。

練習フェーズまでミス無く安定して到達できることが理想ですが、実際には安定して到達することが難しいと思います。
しかし、各ギミックに対して初見時ほどの焦りはもうないと思います。
自分の動きに注意することは勿論、他人の動きにも目を光らせましょう。
予め組んだ軽減やバリアを忘れないようにもします。
基本的に死ななければ良いのスタンスで構わないと思いますが、野良では軽減が安定しないことも多いと思うので少し過剰にする方が良いと思います。
ミスに対するカバーや事前の仕込み等で、練習フェーズに8人全員生存でたどり着くことを最大の目標にします。
基本的には初見時と同じマインドで大丈夫ですが、軽減の入れ方をブラッシュアップすることを忘れないでください。
一つのリソースで最大限のリターンを得る事を意識して、使い所を見極めます。

ここで少し話を逸らします。
ヒーラーをプレイしない方はそもそもこの note を読んでいないかと思いますが、PTが半壊した際でも早々に諦めて身投げをすることはやめてほしいです。
ヒーラーはどうにか立て直せないか頭をフル回転させているつもりです。
思考停止の棒立ちに見えても、MPの回復を待っていたり迅速魔のリキャストが返ってくるのを待っていたりします。
どうかヒーラーより先に諦めないでください。

【クリア目標時】
すべてのギミックを経験し、コンテンツをクリアするのが見えてきた状態です。

実のところ、クリアが近づくにつれてヒーラーの仕事というのは少なくなってきます。
というのも、イレギュラーが少なくなってくる状況では立て直しのために動くことがなくなるためです。
攻略が軌道に乗れば乗るほど我々の仕事は少なくなってきます。
そのため、今度は最大限DPSを出す努力をすることになります。
イレギュラーが発生しない状態のヒーラーは想像を絶するシンプルさです。
自身が組み立てたヒールワークに則ってリソースを機械的に吐き出し、その間は全てを攻撃することに宛てます。
転化やエナジードレインもできるだけ撃つことが出来るように心掛けます。

しかし、現実はそう上手くいかないため、大小のイレギュラーは付き物です。
初見時〜練習時を通して経験した危険なポイントで最大限周りをフォローできるように身構えておきましょう。

もう一つ、クリア時ならではの大仕事が控えてる場合があります。
コンテンツが終盤に近づいているということは、リミットブレイク3の使用できる状態であることが多いです。
ヒーラーのリミットブレイク3には全体蘇生+回復という最強の効果があります。
コンテンツ終盤の大ギミックで壊滅、ヒーラーがリミットブレイク3でPTを立て直してその勢いのままクリア。
一度くらいは経験にあるかもしれませんが、ヒーラーをプレイしていて一二を争う気持ちが良いポイントかもしれません。

リミットブレイクを使用する際には当然ですがヒーラー本人が生き残っている必要があります。
そのため、こういった大ギミックの際には特殊な動きが必要になる場合が多いです。
自分が生き残る動きです。
誰か一人でも欠けてしまって、ギミックが最後まで成立しない状況になった際は一度PTを見捨てる覚悟が必要になります。
人数不足で割り切れない頭割りには参加しないなどですが、ギミックの特性によって立ち回りは変わってきます。
そのため、ギミックの仕様について深く知る必要があります。
予習や解説動画で得た"答え"だけでなく、それに至るまでの過程を覚えてください。
練習時の失敗から、生き残るケースを逆算して考えるのも良いかもしれません。
PTにナイトがいる場合は"かばう"を要求するのも良いと思います。

学者の歩き方

所謂「あとがき」です。
小説の最後の章がタイトルだったりするのが好きなので真似しました。
13,000文字に及ぶ長文を読んでくださってありがとうございます。
読み返すと、歩き方みたいなのは殆ど書いてませんでした。
語呂が良かったのでタイトルに採用した節があるので、当然かもしれません。

執筆にあたって自分の中で効果を精査したり使い所を思い返したりしたところ、自分ってこういう風に考えて動いていたのかっていうのがわかって面白かったです。
生来の感覚派なので、自分の考えを言語化することの大切さを学ぶことができました。

学者の立ち回り項ではどちらかというとヒーラーの動き方、考え方をまとめてしまったように思います。
ただ本質的にPHもBHも考え方は変わらないと思うので、当たり前かもしれませんね。

下書き段階で数名の友人たちに読んでみてもらったところ、意外に好評だったので他ジョブの同じようなnoteを書くかもしれません。
やるなら最近触っている占星術師とかになると思います。
浅学長文noteがまた世に生まれることになります。

重ねての謝辞になりますが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
感想とか誹謗とか中傷は下記で受け付けてます。
対戦よろしくおねがいします。

Twitter(自称:X) : @life_with_crtvy
Loadstone : https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/25329918/
謎のサイト : https://ja.fflogs.com/character/jp/hades/takice%20himmel

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