人生のタグ探し
いつもタグ付けに苦労する。
学もなく、学んだ経験すらない私の言葉は、はたして詩や小説、文学などと呼べるしろものでなく、おそらくは知識ある人たちからみれば、語るに値しないはずで。
読書は好きだが、時間を理由に趣味と呼ぶにも申し訳ないほど。好きな作家はいても、語るほど詳しくはなく。無くては困る音楽もまた同じようなもので。
記者と名が付く割に、言葉の引き出しは乏しく、浅い上っ面の知識でやり過ごすのが精一杯。
歩き進めた今が、過去をもとにするのは明白。であるならば、どんなタグも当てはまらず、どうしたものかとnoteを前に途方に暮れるのは当然なわけで。
まだ、間に合うだろうか。
いつからでも遅くないってさ。
わかっていても、付きまとう世間体。凝り固まって、ホコリをかぶった誇りは、それはもう頑固なもので。
行く手を阻むは自分自身のあれやこれ。
結局、誰のせいでもないのである。
そんな、超絶怒涛の後ろ向きタイムを過ごす深夜の入り口。
たどり着くのは、言葉が好きという、ぼんやりしたアンサー。
複雑にこじれたシンプルな気持ちを吐き出したいがため、今日も自己満足に浸るのだ。
よきかな、よきかな。
今際に少しでも増やせるように、人生のタグ探しをがんばってみようか。
そう思う、梅雨に近い5月の夜でした。
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thanks/Photo by goma_cheese
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お読み頂きありがとうございます。サポートなんてお気持ちだけで十分です。私はそんな大層な人間ではありません。
ただ、私の言葉たちが、あなたの人生に一瞬でも交わうことが出来た、それだけで幸せです。
ですが、もしも頂けるなら、その共感を糧に、創作意欲に昇華してまいります。心から感謝を。