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第8回 面接における効果的な「なぜ?」の使い方3 応用編<新卒採用の場合>

1 新卒の確認面接における「なぜ?」の使い方

 今回が第8回となるこのシリーズ。第5回からは「理念採用」で「合うか、合わないか」を最終確認する面接の実践ステップに入っています。

 前回第7回は、“面接における効果的な「なぜ?」の使い方2 基礎編”と題して、「理念採用」の成功に向けて、「なぜ?」の質問を効果的に使うための基本ノウハウをお伝えしました。

今回はさらに具体的な“「なぜ」の使い方3 応用編<新卒採用の場合>”と題して、新卒採用における確認面接での「なぜ?」の使い方についてお話しします。ポイントを3つにまとめてみました。

■「なぜ?」の質問を効果的に使いこなすための応用~新卒採用の場合~
【ポイント1】[応募書類]から個性を見つけ、突っ込んだ「なぜ?」を用意する
【ポイント2】[志望動機]は当社と本人の人生における接点を探す
【ポイント3】[やってみたい仕事]は職種でなく、イメージで広げる

 以前にも書きましたが、新卒採用における事前情報は中途採用に比べると少ないです。大学名不問採用といったトレンドからさらに事前情報が得にくくなっている状況ですが、それでも質問のきっかけとなる情報は得られると思っています。

 たとえばエントリーシートのような事前情報に「学生時代に力を入れたこと」「当社への応募動機」「当社でやってみたい仕事」といった項目があるでしょう。

 それぞれに「なぜ?」の質問を繰り返すことで、学生一人ひとりの本質に迫り、互いの仕事に対する価値観が「合うか、合わないか」を判断することができるのです。

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