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私とエバー航空のなれそめ~2005年初めての台湾旅行
はじめに
前回、初めて空港でエバー航空の旅客機を見かけた時の思い出話をさせていただきましたが、今回は2005年(大学2年生)の春休み、初めての海外一人旅でエバー航空を利用した時の思い出を振り返ります。
高校時代にふとしたことから関心を抱いて以来、いつか渡航したいと思っていた台湾。
大学生活にも慣れた2回生の春休みに、ようやくその願いが叶い、1週間の日程で台湾旅行に出かけることが決まりました。
当時、大阪~台北線を運航していた航空会社は以下のとおりでした。
・日本アジア航空(JAA)(現JAL)
・エバー航空
・キャセイパシフィック航空
・ノースウエスト航空(現デルタ航空)
あわせて4つの選択肢がありましたが、
・程よい値段の格安航空券があったこと
・ANAのマイレージを貯められること
が決め手となり、ANK(エアーニッポン)(注)便名のチケットで、エバー航空の機材・乗員で運航するコードシェア便(EL/BR2131・2132便)を利用することに決定しました。
(注)ANAの子会社。国内ローカル線の他、中国(中華人民共和国)への政治的配慮によりANAが自社運航できなかった台湾路線を運航。2012年、ANAに吸収され消滅。
かくして、2005年3月3日、台湾へ旅立つ朝を迎えました。
往路
関西国際空港第1ターミナルで出発の2時間前にチェックイン。
エバー航空のロゴと、ANKのロゴが並ぶチェックインカウンターの写真は、今となれば貴重な資料ではと思います。
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搭乗機は2003年夏に就航したばかりの最新鋭機・A330-200(機体番号B-16305)
長らくエバー航空の日台路線の主力機材として活躍したこのA330-200ですが、つい先ごろ2024年5月に全機が退役したそうです。
【参考】エバー航空公式YouTube動画
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A330-200のエコノミークラスの座席。
A330-200はエバー航空では初めて、エコノミークラスの座席にも個人用モニターを設置した機材でした。
個人用モニターにはAVOD(Audio Video On Demand)システムが装備されており、映画や音楽、フライトマップを楽しむことができました。
機内オーディオですが、玉置成実さんのナンバーをプレイリストに入れて繰り返し聴いていたように記憶しています。
また、蔡依林さん、孫燕姿さん、五月天など台湾POPの楽曲が豊富で、このフライトをきっかけに台湾POPの虜になってしまったものです。
エバー航空の充実した機内エンターテイメントについては、こちらもご参照ください。
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不覚にも機内食の写真を撮りそびれてしまったのですが、メインは牛肉の台湾風あんかけご飯で、加えてざるそば、フルーツにマンゴーパイが付く豪華な内容でした。
特に、牛肉の台湾風あんかけご飯とマンゴーパイはそれまでに食べた機内食のなかでも一二を争うぐらいの美味しさで、私の中では「世界で最も機内食が美味しい航空会社はエバー航空」という認識が生まれました。
(余談)2005年当時の携帯電話はいわゆるガラケーばかりで、機内モードという機能がありませんでした。
そのため、航空機への搭乗中は否応なしに電源を切る決まりになっており、機内食や安全のしおり、窓外の風景などは携帯電話機能のない普通のカメラで撮影する以外に記録する術はなかったです。
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2時間半強のフライトを終え、雨模様の台北・中正国際空港(現台湾桃園国際空港)に着陸。
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中正国際空港第2ターミナルの到着ロビー。
現在と特に雰囲気は変わっていないです。
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復路
1週間の旅程を終え、3月9日のBR/EL2132便で帰国の途に就くことに。
BR/EL2132便の中正国際空港出発時刻は午前8時30分。
中山北路のホテルを午前5時30分にチェックアウトし、眠い目をこすりながらリムジンバスに乗車したものです。
2005年当時、大阪~台北線の便数は4社合わせて1日5往復と少なかったため、帰国日は大抵の場合早起きを強いられたのも今となっては良い思い出です。
BR/EL2132便の使用機材は往路同様A330-200(機体番号B-16307)
搭乗当時は2004年11月に納入されたばかりで、現在はアルゼンチン航空のLV-GKP号機として活躍しているそうです。
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写真では分かりにくいかもしれませんが、第2ターミナルビルの屋上には「中正国際機場第二航厦」の看板が。
中正国際空港が現名称の台湾桃園国際空港に改称されたのは、翌年の2006年のことでした。
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復路のフライトは風向きの関係で、往路より短い2時間強の飛行時間で関西国際空港に到着しました。
結び
以上、学生時代に初めての海外一人旅でエバー航空を利用した際の思い出を綴ってみましたが、機内エンターテイメント、機内食とも期待以上のものが提供されて満足することしきりでした。
これがきっかけとなり、その後もたびたびエバー航空のフライトにお世話になり、数多くの思い出が生まれたわけですが、それについては今後何らかの機会にじっくりお話させていただきます。
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