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2025年の四国遍路巡拝計画


◆はじめに

本記事では、2025年に四国遍路で巡拝を考えている札所とその理由について、簡単にまとめさせていただきます。

◆2025年に巡拝したい札所

1.愛媛県(残り6札所)

仙遊寺(第五十八番札所・今治市)
今治市内に全6箇所ある札所のうち、5箇所については2021~22年に巡拝を済ませていたところですが、旧玉川町の山中に位置する仙遊寺さんについては行程の都合でまだ巡拝していなかったので、この1月もしくは2月に巡拝する計画です。
昨秋の集中豪雨で遍路道が被害を受けたそうで、最寄りのバス停からの道路事情が気がかりなところですが、車に気を付けて無事に納経を済ませたいものです。

左に曲がれば第五十七番札所・栄福寺、右に進めば第五十八番札所・仙遊寺

巡拝後は最寄りのバス停から瀬戸内運輸の路線バスで松山市内に出て、アニメ映画「がんばっていきまっしょい」の聖地巡礼を計画しています。
同作にボート大会の会場として登場する「玉川湖」は、今治市と松山市を結ぶ国道317号線沿いに位置しており、大三島・今治と松山を結ぶ瀬戸内運輸の路線バス車内から望むことができます。

今治市と松山市を結ぶ瀬戸内運輸の特急バス

2.高知県(残り6札所)

神峯寺(第二十七番札所・田野町)、種間寺(第三十四番札所・高知市)、岩本寺(第三十七番札所・四万十町)、金剛福寺(第三十八番札所・土佐清水市)
2025年春から放映開始のNHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」の舞台になることが決まっている高知県。
仕事や家庭の都合で変化の多い一年になりそうですが、「あんぱん」の聖地巡礼や同作とタイアップした土産物の購入にかこつけて、高知県内の札所を巡拝しにいくことを計画しています。
なかでも優先順位が高いのは、難所である足摺岬に位置する第三十八番札所・金剛福寺さんと、同寺と高知市の間に位置する第三十七番札所・岩本寺さんです。
金剛福寺さんへのアクセスですが、京阪神と宿毛駅の間には近鉄バス・高知西南交通の夜行高速バス「しまんとブルーライナー」が運行されているため、こちらを使えば効率よく巡拝することができます。

道の駅「あぐり窪川」で休憩する近鉄バス「しまんとブルーライナー」

近鉄バス(株)のサイトより

金剛福寺さんで納経を済ませた後は、高知西南交通の路線バスと土佐くろしお鉄道中村線の列車を乗り継ぎ窪川駅で下車、駅近くの岩本寺さんを巡拝し、その後高知市内で夕食・宿泊とするのが理想的な行程です。

3.香川県(残り12札所)

八栗寺(第八十五番札所・高松市)、善通寺(第七十五番札所・善通寺市)、金蔵寺(第七十六番札所・善通寺市)

第八十五番札所・八栗寺(発心前の2008年に撮影)

昨年暮れ、関西在住の四国遍路巡拝者に、願ってもいなかった朗報がもたらされました。
大阪・関西万博の関西パビリオンで、徳島県が来館者を対象に高速バス・フェリーの割引クーポンを配布するとのこと。
このクーポンを利用すれば、京阪神エリアから徳島県内までの高速バスや和歌山港から徳島港への南海フェリーに片道500円(注)という破格の運賃で乗車船することができます。そのため、徳島県内の札所の巡拝にこのクーポンを使いたいと考えておられる方は多いのではと思われます。
徳島県内の区切り打ちは既に済ませている私ですが、このクーポンは使い方さえ工夫すれば、香川県内の札所にアクセスする際にも有効活用できるように思われます。
すなわち、京阪神エリアから徳島駅か阿波池田駅(注2)まで片道500円の高速バスで移動し、そこからJR四国の列車に乗り継ぎさえすれば、通常運賃で京阪神エリアから香川県内発着の高速バスを利用した場合と比べて、リーズナブルに香川県内の札所までアクセスすることが可能になります。
何としても、この割引クーポンを入手して、香川県内で公共交通機関でのアクセスがしやすい札所だけでも数箇所巡拝できないものかと画策しているところです。

京阪神と徳島駅を結ぶ徳島バスの高速バス「エディ号」

(注)復路の徳島県内→京阪神間のバス運賃、徳島港→和歌山港間のフェリー運賃は割引の対象外。
(注2)阿波池田行きの高速バスについては京都市発着の便はなく、大阪市・神戸市発着の便のみ。

◆【参考】2024年に巡拝した札所

第二十四番札所・最御崎寺、第二十五番札所・津照寺、第二十六番札所・金剛頂寺(いずれも高知県室戸市)
第七十八番札所・郷照寺(香川県宇多津町)
第八十六番札所・志度寺、第八十七番札所・長尾寺(いずれも香川県さぬき市)

本業や他趣味との兼ね合いもあり、巡拝のペースはゆっくりですが、難所の室戸三寺を順打ちできたのは大きかったと思います。

第二十五番札所・津照寺

◆まとめ

以上、2025年に巡拝を計画している札所と、2024年に巡拝した札所について簡単に説明させていただきました。
仕事や私生活で大きな変化が予想される1年になるかと思いますが、ここに挙げた札所のうち、せめて5~7箇所だけでも打つことができればと考えています。
最後になりましたが、2025年も弊noteの四国遍路関係のレポートに乞うご期待ください。


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