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10日前ボランティアに行ってきた場所で土砂災害が。能登半島地震・豪雨災害への支援のお願い

1月1日の能登半島地震。
発災直後から、平安伸銅工業だからできる被災地支援とは何か、現地視察にも伺い、半年以上前から活動の準備を進めていました。

その中で見つかった課題の一つが、被災者の方々の仮設住宅への引っ越しが進むに伴い発生する、手狭な住環境への適応です。

能登半島の伝統的な住宅は床面積が平均100平米を超える立派なもの。
にもかかわらず、仮設住宅には全国統一した規格や基準があり、2人暮らしのご家族に用意されるのは1Kの部屋。
「部屋が狭く収納に困っている」というお声を現地でもたくさん聞きしました。

ここでなら、私たち平安伸銅工業が長年培ってきた空間活用のノウハウや道具がお役に立てるのではないか。
そう思い、災害NGO結さんのご協力を得て9月14日満を持して輪島市門前町の浦上地区で収納サロンを開催してきました。

つっぱり棒マスターの桂香さんにも来ていただきました

それから1週間後、目を疑うニュースが飛び込んできました。
21日からの大雨で、私たちがサロンを開催させていただいていた仮設住宅も隣接する川が氾濫し床上浸水の被害が出たというのです。

収納サロンを開いた際には、仮設住宅にお住いの方ともお話させていただき、一部の方は仮設住宅の中も拝見させていただきました。


ランドリーラックを設置するかよこ

不便はありながらも、皆さん創意工夫して暮らしている様子を見て「復興」の息吹を感じ、私たちなりに末永く支援を続けようと考えている矢先の豪雨被害。

そこで暮らす人の顔が浮かぶからこそ、私はどうしたらいいのか、連休中悶々と考えていました。
今すぐ現地に赴き、泥かきを手伝いたい…。

でも、現実は4歳の娘の世話も、会社の仕事もあります。
すぐにいけないのであれば、せめて一人分の労働力以上の価値を生み出し現地に届けようと考え、募金を集めるためのイベントを開催することにしました。

イベント①「災害への備えを学び能登を応援しよう(オンライン)」

能登半島地震の現地でのボランティア活動の報告と、地震での室内環境の変化とその対策についてセミナーをセットで開催します。
現地で何が起こっているかを知っていただくことで、支援の声が広がることを目的としています。
また、災害は他人事ではありません。皆さんの暮らしにも役立てていただけるように、今日から使える災害対策についてもお話させていただきます。
最後に皆さんとのダイアログで、二たび災害に見舞われた能登半島にいま私たちは何ができるか一緒に考え、行動に移せるようにお話できたらと思っています

■概 要
開催日時:9月26日(木)19:00ー20:00(受付開始:18:45~)
対象:能登半島地震の被災地支援に興味のある方
開催方法:オンライン(ZOOM)
参加方法:Peatixで事前申込制
参加費:3,000円 5,000円、10,000円からお選びください
(参加費は手数料を除き全額災害支援団体に寄付します)

■タイムスケジュール
19:00-19:20 被災地ボランティアの活動報告
19:20-19:40 今からできる地震への備え
19:40-20:00 能登のために私たちができることの対話

■登壇者
平安伸銅工業代表、つっぱり棒博士:竹内香予子
整理収納アドバイザー、つっぱり棒マスター:桂香

■申し込み
こちらからお申し込みください

イベント②木村石鹸百年祭での募金活動


日程 :2024年9月28日(土)~29日(日)
時間 :10:00~17:00 ※29日16:00まで
会場 :木村石鹸 三重県伊賀工場
住所 :三重県伊賀市治田山梨3209-12T
入場 :無料

🏭 アクセス 🚗 💨
・名阪国道【治田IC】から車で約3分
・大阪市内から車で約1時間
・名古屋市内から車で約1時間半
・約180台駐車可能

アトツギ仲間の木村石鹸さんの周年イベントに参加します。
平安伸銅工業の出展ブース内に募金箱を設置します。
また、今回の売上の一部も寄付させていただく予定です。

■寄付先について
頂いた会費はシステム利用料を除いて全額現地で活動する災害NGO結さんに寄付します。

■なぜ結さんを選んだか
現地では行政と協力してさまざまな災害ボランティア団体が被災されが方々の支援を続けています。
今回、寄付先に選んだ結さんもまた、発災直後から現地入りして、現地の被災者の方に寄り添った支援を継続して行っている団体さんだからです。
彼らは、七尾市の旧西岸小学校を拠点に、奥能登全域で活動されています。(活動内容はこちらのSNSをご覧ください
私たちも何度も結さんの拠点に足を運び、具体的にどんな活動をされているか顔の見える関係であり、集まった募金が地域の困りごとの解決に直接役立つと思えるので、この団体に寄付することにしています。

私たちにできることは、風化させないこと

現地で印象深かったのが、「災害疲れ」が発生していることです。
支援団体の方々が今危惧されるのが災害関連死です。その中でも、関連自殺というものがあり、東日本大震災でも問題が指摘されていました。今回の能登半島地震でも徐々に同様のことが起き始めているようで、日々被災者の方々に接している支援団体の方々は各戸を回っての見守り活動に力を入れていました。

現地視察の際はその活動に同行させていただいたこともありました。その活動を通じて、「風化させない」ことが実は重要な被災地支援になるように感じています。被災地から離れていても、できる支援を続けていくことが、被災地を孤立させないこと、ひいては被災者を孤立させないことにつながるように感じます。

今回は地震に続き豪雨被害も発生し、地震の発災直後のような緊急支援が必要な状態に逆戻りしています。そのため、募金活動という選択肢を取りました。今後も関心が薄れないように、できることを続けていきたいと思っています。


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