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料理は愛情?技術?その答えに私の本質が見えてくる
夫に「料理は愛情だよ」とよく言われます。
「いやいや、技術やろ。」とこの前まで思っていました。
料理は好きです。
休みの日に時間があれば変わった食材を使ってみたり、ちょっと凝った料理を作ったりもします。
複雑な調理工程をこなして、美味しい料理を作りあげるのが楽しい。
だから、美味しい料理には、狙った味を再現できる技術が大事、だと思っていました。
でも、夫はずっと「料理は愛情だ」と言っていて、それが理解できなかったのです。
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愛情のない冷麺はおいしくない?
この前、夕食に冷麺を作った時のことです。
工程自体は簡単な料理のはずなんですが、びっくりするくらい不味かったんですよね。
麺はぶよぶよ、温度もなんだか生ぬるい、添える具も適当だから見た目にも美しくない…
思わず「あんまり美味しくないね」と夫に言うと、「だからね、料理は愛情なんだよ」と返されました。
相手のことを思って、適切な温度で出す、彩りを工夫して食欲そそる見た目にする。それが美味しさを作るんだと。
なるほどなと思いました。
私は、作る工程は守っていたけれど、忙しい中でちゃちゃっと作らねば!と料理をしていたので、ゆで時間は配慮していなかったし、水で締める時間も、具をのせるのも適当でした。そこには自分もですが相手が食べる姿は何ら想像していません。
じゃあ愛情愛情言ってないで夫が作ってよ!ということを言いたいのではなく。
美味しさの秘訣は技術か愛情かという問いは、料理という行為の中でその人が何を重視しているかの現れだということに気づいたんです。
夫は食卓を囲む姿や、食べる相手のことに重きを置いている。
対して私は、作る工程に重きを置いている。休日に料理を作るのが好きなのはその工程を楽しめるからで、普段の料理は作業に近い、自分の食事は特に「腹に入ればなんでもいい」くらいの考えです。
逆に言えば、愛情を注ぐとか、食べる相手とか一切考えていない…
それに気づいたときはちょっと衝撃でしたが。(食べてもらう夫に対してそもそも愛情がない、という訳ではないのですが…)
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どこにワクワクを覚えるか、深堀するとその人の本質が見えてくる
これって、料理に限った話だけじゃなく、仕事でも同じことだと思うんです。
一括りにビジネスといっても、新しいビジネスを追いかけることにワクワクするのか、ビジネスモデルを構築することにワクワクするのか、そのビジネスを成長させることにワクワクするのか、はたまた、そのビジネスを受け取るお客様を思うことにワクワクするのか。本質的に何を求めているのかは人によってさまざま。
そこに齟齬があると自分がワクワクしない仕事に就いてしまうことになるし、一緒に働くメンバーの興味がどこかに偏っていると会社や部署としてのバランスがとれなくなってします。
なので、入社面接のときには、その方の人となりやカルチャーフィットとあわせて、仕事や趣味のどこにワクワクするのか、深堀してその本質をたずねるようにしています。
その答えはどんな人だと悪い、うちの会社と合わない、とかではありません。
その職種に求める人物像、今のチームメンバーとの組み合わせを考える際の参考にしているんです。
平安伸銅工業で一緒に働いてもらうなら、皆がワクワクしながらそれぞれの才能を輝かせ、プロフェッショナルになってほしい、というのが私の願いです。(ちなみに私はお察しの通り、圧倒的にゼロからイチを作ったり新しいものを追いかけるのが好きです!)
皆さんは料理は愛情?技術?なんだと思いますか??何にワクワクしますか?
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