やっぱり平和が一番!
October 26, 2023
Transcription
China says it will make a major effort to get a peace agreement between Israel and Palestine. China and Russia vetoed a U.S.-supported United Nations resolution on the conflict on Wednesday.
In Washington, Republican Mike Johnson of Louisiana is elected Speaker of the House of Representatives.
In South Africa, hundreds of miners end a four-day stay underground as a dispute between two labor unions at a gold mine near Johannesburg continues.
And in Mexico, video shows blocked roads and supply shortages in Acapulco after Hurricane Otis caused major damage there.
訳例
中国は、イスラエルとパレスチナの和平合意を得るために最大限の努力をすると表明しました。中国とロシアは水曜日、米国が支持するこの紛争に関する国連決議案に拒否権を発動しました。
ワシントンでは、ルイジアナ州の共和党のマイク・ジョンソン議員が下院議長に選出されました。
南アフリカでは、数百人の鉱山労働者が4日間の”監禁状態”を終えました。ヨハネスブルグ近郊の金鉱山で2つの労働組合の間で論争が続いていました。
メキシコでは、ハリケーン「オーティス」がアカプルコに大きな被害をもたらした影響で、道路が封鎖され、物資が不足している様子が映像で伝えられています。
勝手に探究
小異を捨てて大同につく、とはならないのか。
イスラエルとパレスチナの紛争は、今すぐ止めるべきだと皆が思っているのに国連の安保理ではその決議ができません。なぜでしょう。どちらも否決されたアメリカ案とロシア案の主張を比較してみます。
アメリカ案:戦闘の中断
ロシア案:停戦
う~ん、これのどこが違うのでしょう。もう少し調べてみます。
アメリカ案:ハマスに拘束されている人質の即時解放や人道的支援のために戦闘を一時停止を求める
別に悪いところはなさそうに見えますが、これにどんな不足があるんでしょう。ロシアサイドの意見を見てみましょう。
<中国の張軍国連大使は声明で、米国の決議案に停戦呼びかけが含まれていないとして拒否権を発動したことを説明した。ロシア、中国、UAE、ブラジルは修正案を米国に提案したものの、米国は実質的な変更は行わなかったとのこと。
その後、ロシアが即時停戦を求める決議案を再び提出した。中国、ロシア、ガーナ、UAEの4か国が支持した一方、米英が反対、さらに9か国が棄権して否決された。
ロシアは決議案の中で、即時かつ持続可能な停戦を求めたほか、双方による民間施設への攻撃を非難。また、ガザ地区住民の移動命令撤回も含めていた。さらに、ロシア側は人質の即時無条件解放を求めていた。
ハマスの指導者、イスマイル・ハニヤ政治局長は声明を発表し、国連安保理におけるロシアと中国の立場を高く評価した。ハマスは声明で「占領(イスラエル)側に立つ米国の決議を(露中が)妨害したことを高く評価する」と指摘している。
先に米国はブラジルの人道決議案に拒否権を発動していた。この決議案で反対票を投じたのは米国だけだった。>
なるほど、アメリカの案はイスラエルにとって都合の良いもので、むしろイスラエルの侵攻を支援しているというわけですね。アメリカの案を見ているだけでは分からなかったのですが、停戦を求める他国の提案を拒否するあたりに本心が見えました。ブラジルの案にも反対していることで、単なる中露に対する当てつけではないと分かります。
では、ロシアの案は何がいけないのでしょうか。公平を期して今度はアメリカサイドから見てみましょう。
<イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突をめぐり、国連安全保障理事会では、ロシアがハマスを非難せずに即時停戦などを求める決議案を提出しましたが、アメリカなどはハマスを非難しないのはテロリストを擁護することになるとして反対し、決議案は採択に必要な賛成を得られず否決されました。
イスラエルとハマスの衝突をめぐっては、ロシアが安保理に即時停戦や人質の解放、人道支援物資の搬入などを求める一方、ハマスには言及せずに一般市民への暴力やテロ行為を非難する決議案を、提出していました>
これは…。戦争を止めることよりも、ハマスへの非難を求めますか。それでは争いごとは収まりませんね。しかし、ロシアの案に反対したのはアメリカだけではありません。
<決議案の採決は16日夜、日本時間の17日朝に行われ、
▽ロシア、中国、UAE=アラブ首長国連邦など5か国が賛成しましたが
▽アメリカ、イギリス、フランス、日本の4か国が反対
▽残る6か国が棄権し、採択に必要な賛成を得られず否決されました>
フランスとイギリスは自国民が人質になっているので分からなくはありませんが、日本もですか。う~ん、なんか残念。1日でも早く戦争を止める、がモットーじゃないの?非難なんて、戦闘を止めてからすればいいのに。
自分たちがやりたいようにやる。国際組織なんて都合よく使えばいい。そう言わんばかりのアメリカは、自国の影響力が急激に低下しているのに気付いているのでしょうか。
これまでの付き合いもあるので、親切心で諭してやりましょうか。やっぱり平和が一番であると。
ま、アメリカ同様ロシアの案に反対している立場で何を言うか、なんですがね。一発気合い入れてもらいます?
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