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アトラエデザイナーの一人ひとりの物語

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アトラエのデザイナーの学びや考えを物語(ストーリー)と見立ててまとめてます。
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#Design

UIデザインパターンはじめました。

(フレッシュな緑とピンクのパターンってなんとなく美しいですよね。心の中では春のパターンと呼んでいます。) ~~~ デザインパターンとは、デザインという名は関するものの、基本的にはエンジニアリングの用語です。 転じて、UIデザインパターンという言い方でUIデザインでもよく使われたりします。ソシオメディアさんなんかが公開しています。僕もよく見ます。 今回、この記事で取り上げるのは、このUIのデザインパターンのことです。 なぜUIデザインパターンを作ろうと思ったか、作ってみ

さらば30代、よろしく40代

2022年は40歳になる年で、年末年始の機会に振り返りつつこれからのことを考えていました。(カバー写真は2022年の初日の出の写真です) 30代を振り返ってみると、たくさんの機会をいただきデジタルプロダクトづくりに挑み続け、失敗もありつつ学ばせていただいたかなと思います。 30歳(2012年)から振り返ってみた 10年前というと2012年で、東日本大震災から1年、世界一の高さの電波塔 東京スカイツリーが開業、ロンドンオリンピックなどがあった年です。 IT関連ですと、Win

モードレスUIデザイン ~ ユーザーをクリエイティブにする

最近、サービスをデザインするにあたって、ユーザー(あるいは人間)のクリエイティビティを信じることと、それを発揮するにはモードレスやオブジェクト指向という考え方を持つことがとても重要であると感じています。 結構なビッグテーマで自分なんかが語るのがだいぶおこがましい気もするのですが、今の自分にとってとても大事な考え方なので、自分なりに改めてちょっとまとめてみたいと思います。 ユーザーはクリエイティブだこれは、最近とても感じることです。ユーザーというか、大きく見れば人間は本来ク

モブデザイン と OOUI の素敵な出会い(デザインプロセスの話)

この記事は、株式会社アトラエ アドベントカレンダー 19日目の記事(遅刻)です。 前日の記事は、竹田の「BtoBサービスのランディングページには、NoCodeツールが欠かせない。」でした。 私はwevoxというサービスでデザイナーをしているのですが、チームでプロダクトづくりを行っていると、アウトプットと同じくらいプロセスが大事であると感じることがとても多くなりました。 特に、「なるべく早く物事をすすめる」というのと「チームで共通認識を得る」ということを同時にやらなくちゃい

あなたは、いくつ”Design Mindset”がありますか?

ある日、隣に座っていたwevoxのデザイナー木下と「僕らがいつも気をつけていることって何だっけ?」と雑談しながらパパっと言葉を書き出していました。 なぜ出したかというと、若手デザイナーが2人いて同じことを別々に伝えていて、まとめたらモレなくダブりなく伝えられるよね。という気づきがキッカケで、会話しながら言語化し多少のブラッシュアップをした後、バージョン1として社内のデザイナー陣に共有しました。 それが全部で10個にまとめ上げた「Atrae Design Mindset」です。

意匠法改正でデザイナーは何に気をつけたらいいのか

2020年4月に、意匠権に関わる法律「意匠法」が改正されます。 今回の意匠法改正では、UIに関わる部分が大きく変更されます。いろいろ学ぶ機会がありインプットしていく中で、特にWebやスマホアプリに関わるデザイナーに意匠法を知る、または調べるキッカケになればと思ったのと少しの願いを込めて書きました。 何が変わるのか詳しくは特許庁のサイトで自ら確認して頂きたいが、UIに関わる点では、「画像」が保護対象に加わっています。画像という単語には違和感がありますが、この「画像」は、ソフ

デザインのクオリティを上げる「リフレクション力」

先日、上平先生のブログを拝見して、雑談してたらデザイナーの話で盛り上がったのでその話や考えなどを図解と共に整理してみました。 哲学者のドナルド・ショーンは、1983年にReflection(省察)を二つに分けています。それが、「Reflection in action(行為の中の省察)」と「Reflection on action(行為にもとづく省察)」です。 1つ目のリフレクション "Reflection in action"Reflection in action(行

ホラクラシー組織で半年働いてわかったこと

昨年11月からアトラエにジョインして半年が経ちました。 今までティール組織やホラクラシー組織のインプットもして頭で理解していましたが、アトラエでは今までの組織との違いを感じました。中に入って実際に業務することで実感したこともあります。そんなアトラエ流のホラクラシー組織で、業務を通してわかったことなど、まだ半年ですが今時点で整理してみました。 ビジョンやバリューの位置付けどんな組織でもビジョン・ミッション・バリューは原点となり迷った時に立ち返る場所となりますが、ヒエラルキー組

私の考えるプロダクトマネジメントとUXデザインの関係

この記事は、2019年2月26日にレバレジーズ社で開催された BIT VALLEY -INSIDE- Vol.6 で発表したスライドおこしになります。 --- こんばんわ。 まずは自己紹介させてください。 竹田 哲也と申します。デザイナーをしていまして主にユーザーの体験の部分などのサービスデザインをメインにしています。カンタンに僕の経歴なんですが、 UIデザイン会社のグッドパッチでPMとして受託やデザインプロセスのワークショップを実施していました。 後半は、今はなく