先が見えないところから
「竹林整備の過程で、竹林に遊び場(人が集まる場)をつくる」
先例が少ない中で、どうやってこのプロジェクトを組み立てたらいいんだろう?というのが私の最初の感想でした。
竹をそもそも扱ったことがないし、遊び場って作るっていうこともよくわかんない。最初は、あまりイメージがわきませんでした。
プロジェクトを組み立てるにあたって、
普通に考えれば、目的(何のために整備するのか)・対象(誰に来てほしいのか)からきちっと詰めていくところだと思います。
今回は、それぞれ手段は違えど「場・関係性」をつくることに長けてる人達(建築・環境教育・食・木工)で動くことになったので、
「自分達だったらこういうことができるよね」ってところからプロジェクトを形に落とし込んでいきました。
ただ、先例が少ないプロジェクトだからこそ、到達点がみえないという不安と、同時にどこまで行けるのだろうかという期待があって、
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、右往左往が特に最初は多かった気がします。
その中で、講師という形で永井先生に来てもらって、里山整備の手法についてアドバイスをもらったり、自分達自身でも竹で試行錯誤して、「プロジェクトの方向性はこっちでいいよね」というのを、少しずつ固めながら今に至ります。
とはいえ私的には、出来た周りの大人達の理解があるにせよ、
その人たちにも結構時間を割いて協力してもらっていたので、
こんだけ時間を割いてもらって、プロジェクトの結果が微妙だったら自分としては少し申し訳ないなあ、と思っていました。
あ、でもこれ大丈夫かもな、と思ったのが、
実際に自分達で考えた竹の遊び場を作り始めた、この週末でした。
次はこういう形にしよう、っていうアイディアが作りながらでてきたり、
綺麗に見せたいからこそ、竹を結ぶロープワーク、テープの施工だったり、その1つ1つの「より良くしよう」が、凄くいいなあと思いました。
出てくる言葉の種類が、
「こうすべき」みたいな3人称寄りから、
「こうしたい」「こうするとおもしろい」という1人称寄りに変わりはじめたあたりから、
このプロジェクトの方向性に、おぼろげながら少し自信をもてるようになった感じです。
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「この場所に何を作っているのか?」「このプロジェクトに、自分達がどういう意図を反映させているのか?」という肝心な内容は、また次回書きますね。
今日のところはこれくらいで。
(しん)
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