ソーシャルビジネスの難しさ

まいど、株式会社TAKESUMIの代表取締役社長の小松です。

当社では、「竹害」から日本の里山を守るため、ソーシャルビジネスとして、日本の最高級の竹炭を用いたD2Cブランド・竹炭インテリア「TAKESUMI」を展開する竹炭インテリア事業を行っています。

本日はソーシャルビジネスの難しさについて記載をしたいと思います。

ソーシャルビジネスとは、環境・貧困などの社会的課題の解決を図るための取り組みを持続可能な事業として展開することです。

株式会社TAKESUMIは、前述のとおり、「竹害」から日本の里山を守ることを目指して、竹炭インテリア「TAKESUMI」の製造・販売を行っております。

TAKESUMIを展開してから、もう少しで5年になるわけですが、私は、ソーシャルビジネスが難しいところは、社内の経営陣やスタッフが、自らが展開するビジネスの社会性に甘えてしまうことだと思います。

私たちは、日々たくさんお会いする取引先やメディアなどの人々に対して、社会的課題として「竹害」の話、そして、私たちはその「竹害」から日本の里山を守りたいために竹炭インテリア事業を展開している話を伝えています。

私たちもこの社会課題を解決したいので熱を持って話をしますし、予想以上に多くの人たちも、この「善行」の話に共感し、面白がって聞いてくれます。

しかし、本当にお客様が求めていることは、社会性ではなく、まずは実用性・有用性なのです。

直接的にお客様のためにならなければ、お客様は大事なお金を支払ってはくれません。そして、もしそうであれば、商売として成り立ちません。

特に私たちの竹炭インテリア「TAKESUMI」はプレゼント品・贈答品です。送り主が費用負担して、プレゼントをするわけですので、贈られた方に、プレゼントとして「素晴らしい!嬉しい!」と感じていただく必要があります。

その前提を踏まえた上で、私たちのビジネスに、社会性がなければならないと思います。

社会性があるからといって、お客様に甘えて、お客様をないがしろにしていいわけではありません。

私たちの場合ならば、「竹害」という社会的課題の解決があるからといって、竹炭インテリア「TAKESUMI」が素晴らしいプレゼントではなくてよい理由にはならないのです。

もし贈られた方にとって、押しつけがましい・負担を強いる社会性ならば、プレゼントとして成立しなくなってしまいます。

ソーシャルビジネスを展開する場合、社会性があるからこそ、お客様を大事にして、中長期的にビジネスとしてお金がまわるようにして、サステナビリティ(継続性)のある事業展開をしていかなければならないと考えています。



<ご紹介>
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