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ソーシャルビジネスを興す⑩

まいど、株式会社TAKESUMIの代表取締役社長の小松です。

当社では、「竹害」から日本の里山を守るため、ソーシャルビジネスとして、日本の最高級の竹炭を用いたD2Cブランド・竹炭インテリア「TAKESUMI」を展開する竹炭インテリア事業を行っています。

本日で、本連載ですが、最終回になります。「ソーシャルビジネスを興す」ですが、いかがだったでしょうか?

実際にソーシャルビジネスを興した人しか分かり得ない切り口で、本連載は記載をさせていただきました。

社会性とビジネスの両立は想像するよりも難しいものです。

ソーシャルビジネスは、その特徴である社会性を前面に出して経営すべきだと思います。

その結果、多くの人が共感してくれ、ブランディング、マーケティング、人材採用、ファイナンス、購買活動と、会社運営上、様々なメリットを得ることができると思います。

そのため、社会性を前面に打ち出すことに揺るぎはありませんが、とはいえ、繰り返しになりますが、自社の社会性に酔ってはいけないのです。

身の丈を超えてメディアに露出したり、他の人から評価されたりするときには特に注意が必要になります、

また、ソーシャルセクターにとって、非常にありがたい存在でももある無報酬ボランティアの皆さんの善意をどのように取り扱うかも論点だと思います。

ビジネスとして成り立たせるためには、お客様の方向を向いて、地道に、丁寧に、サービス・商品の改善活動を行うしかありません。

よく広報・宣伝などのマーケティング施策を空中戦、実地の営業活動などを地上戦というように表現されるときがありますが、その両方を丁寧に実施していく必要があります。

ビジネスとしてお金をまわすことができなければ、サスティナブルに社会活動ができなくなってしまいます。

ソーシャルビジネスの一番大事な点であり、評価されている点は、「社会活動が自走できること」なのです。

最後に、改めて、ソーシャルビジネスの定義を引用します。

ソーシャルビジネスとは、貧困や環境問題などの社会課題の解決を目指して行うビジネスのことです。

ソーシャルビジネスという言葉を初めて使ったのは、2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのムハマド・ユヌス博士です。彼は、ソーシャルビジネスの特徴を、以下の3つと言っています。

1.何らかの社会問題の解決を目的とする事業であること
2.ビジネスの手法を用い、自立的・持続的であること
3.利益は投資家への配当ではなく、社員の福利厚生や自社への再投資にまわすこと

ソーシャルビジネスは非常に素晴らしい仕組みだと思います。

人生は一度しかありません。あなたの持つ時間を、ぜひとも世のため人のため、自走する社会活動、ソーシャルビジネスに費やしてもらいたいと思います。

拙い文章で恐縮ではありますが、本連載を通じて、ソーシャルビジネスを興したいという人が増えればと思います。また、実際に今、ソーシャルビジネスで苦労している人たちの参考に少しでもなれば幸いです。



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