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ソーシャルビジネスを興す⑦
まいど、株式会社TAKESUMIの代表取締役社長の小松です。
当社では、「竹害」から日本の里山を守るため、ソーシャルビジネスとして、日本の最高級の竹炭を用いたD2Cブランド・竹炭インテリア「TAKESUMI」を展開する竹炭インテリア事業を行っています。
本日は、ソーシャルビジネスの「実行」について、記載をしたいと思います。
ソーシャルビジネスなどの社会活動の実際のオペレーションは、あまり表で語られることはないかもしれません。
一般的な会社と同じように、経営理念やビジョンがあって、ビジネスモデルがあって、それらに基づいて日常のオペレーションを実行する。ソーシャルビジネスでも特段変わったことがあるわけではありません。
しかし、私の経営感覚では、ソーシャルビジネスならではの難しさがあります。
それはソーシャルビジネスの持つ「社会性」が、ソーシャルビジネスに従事する人を強くもしますし、弱くもするのです。
ソーシャルビジネスなどの社会活動をしていると、ありがたいことに、マスメディアが取り上げてくれるなど、通常より多く、スポットライトを浴びる機会に恵まれます。
多くの人から注目を浴びると、「もっと頑張ろう」、「しっかりしなければならない」という心持ちにさせてくれるでしょう。誇らしい気持ちになると思います。
しかし、光が当たった分だけ影ができます。
「私たちは、社会的にイイコトをしているから、お客様も、多少サービスが良くなくとも、甘受すべきじゃないか」、「私たちはメディアに取り上げられるような社会にイイコトをしているので、細かい・地味な仕事はやりたくない」などの心の影が忍び寄ります。
私はソーシャルビジネスの「実行」で大事なことは、ソーシャルビジネスの「志」にかかる情報発信や社会的課題の解決に向けた広報活動と、お客様へのサービス提供などビジネスモデルの「実行」を分けて考えることだと思います。
人の心とは難しいもので、誰かのためにという純粋な「善意」が、人を弱くもするのです。
上記については、社会活動にかかる人材採用でも同じ論点があると思います。
もちろん一部の方になりますが、純粋な「善意」から無報酬で協力してくれるボランティアの方の中で、同じような志を持ってボランティアをする仲間に厳しい方がいらっしゃるのと同じです。
ソーシャルビジネスの「実行」は、ビジネスモデルの「実行」にまっすぐに、お客様の方向を向いて行わなければなりません。
社会課題の解決のためにビジネスモデルを構築していますので、このビジネスモデルが「実行」されさえすれば、社会課題は解決されるのです。
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