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「HA・N・NYA〜渇望〜」

「HA・N・NYA〜渇望〜」
Acrylic gouache on canvas
F3(273×220mm)
2024.06

適切な親性への憧れ

そして渇望

思春期と呼ばれる年代の僕は

もう親の都合も立場も置かれた状況も理解できる

だから何も言わない求めない

ただ時々、無性に求めてしまうんだ

世の中は思春期のガキに甘えるなって自立を促すけど

そうじゃないんだよ

別に今更、赤子のように乳を求めるわけでもあるまいし

自分の存在を言葉で態度で認めてほしいんだよ

少なくとも僕はそれで人間として真っ当に生きれたと思う

「でも」「だけど」って言ってたらキリがないけどね

だから僕は渇望する親性への嫉妬から鬼になっちゃった事は後悔してないよ

僕はもう人間じゃない

鬼として生きていく

衝動的な強い渇望感を抱えて生きていく

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