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【一人で勝手に旅気分】30

(過去の旅についての振り返りです)
★ラオスにおける「水の洗礼」(2019年4月16日)
2年前の3月末、私はラオスに降り立った。それから一カ月も経たない4月中頃、私は「ラオスの洗礼」を受けた。そのときの感想を、当時勤めていたビエンチャン日本語補習授業校の学級通信で、次のように綴っていた。

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「そうは言っても、仲間内だったり、知り合いだったり、またはイベント会場でのことだろう。」
私はラオスのお正月である『ピーマイ・ラオ』で、「水をかけられる」ということを非常に甘く捉えていました。聞いたり調べたりした情報だけで、私は分かったつもりになっていたのです。
お正月休みもビエンチャンの街の構造をできるだけ早く知ろうと、私は自転車で散策をしていました。そして、多くのお寺を回っている途中、見ず知らず人が私めがけてバケツの水を「ぶつけてくる(かけるというよりも適切な表現ではないでしょうか)」のです。また、道の脇で自転車を止めて休憩していると、ふいに背後から水を浴びせられることもありました。特に恐ろしかったのは、トラックの荷台に乗った人たちでした。トラックの横を走っていると、容赦なく「雨」を降らせてきたのです。見事に水浸しとなりました。
私がこのピーマイ・ラオで身をもって学んだことは、「A」ということです。
何事においても「安易に分かったつもりになることなく、経験をして知を深めていく」ことは大切ですね。古代ギリシアの哲学者ソクラテスは「知を愛し求め続ける」ことの大切さを説いており、つながっています。このことはもちろん日々の学習についても同様に当てはまります。学習の場合、「経験」とは「実際に行動に移してみること」になります。さらに細分化して考えると、国語の学習では、何となく文章を見るだけでなく、「しっかり音読してみること」、「くり返し漢字を書いてみること」が求められます。このような行動によって、様々な文章を正しく読めるようになり、さらには正しく文章で表現できるようになります。また算数の学習では、ある問題と同じパターンの問題ばかりを解くのではなく、「教科書で以前の内容に戻って確認し直してみること」が求められます。このような行動によって、基礎基本をしっかりとおさえた正しい理解が得られます。ぜひとも実際に行動に移してみる「前向きな学習」を目指してください。
さて、空欄Aに当てはまる語句として最も適当なものは次のア~ウのうちどれでしょう。
ア:焼け石に水
イ:百聞は一見に如かず
ウ:一寸の虫にも五分の魂
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このような文面でラオス正月(ピーマイ・ラオ)での経験を生徒に紹介した。ラオスやタイでは、4月頃が旧正月となっており、また1年の中でも特に暑い時期で、「水かけ祭り」と呼ばれるように、この正月休みに水をかけ合って盛り上がるのである。

ラオスは1年間で離れてしまったため、この「水かけ祭り」は一度しか経験できなかったが、知らない人であっても、水風船を投げつけてきたり、自転車で走っている私にカウンター気味にバケツの水をぶつけてきたり、いきなり目の前に立ちはだかって自転車を止めた私に四方八方から水を浴びせてきたりと、これまで経験したことのない「水の洗礼」は、非常に大きなインパクトがあった。
(2019年のピーマイ・ラオの時の様子である。寺院に行くと、僧侶がミサンガのような紐「バーシー(紐そのものというより、健康や幸運を祈る儀式全体の名称のようだが)」をつけてくれるので、自転車でたくさんの寺院を回り、徐々にバーシーが増えていった。)

#この街がすき   #旅のフォトアルバム
#ラオス    #ピーマイラオ
#水かけ祭り

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