【一人で勝手に旅気分】46
(過去の旅についての振り返りです)
★ラオスにもあったブレイブメンロード(2019年4月20日)
漫画『カイジ』で登場したブレイブメンロードが、漫画の中だけの話ではなく、バンコクにあることはこの前お伝えしました。過去の写真を振り返っていると、ラオスのルアンパバーンにもブレイブメンロードがあったのです。
タイのそれと比べると、橋の素材は「竹」なので不安があるものの、手すりがついていたことで、安心感があったように記憶しています。
とはいえ、ブレイブメンロードであることには変わりはなかったので、この橋を渡って向こうに行くかどうか、橋の前で迷う自分がいました。
しばらく悩んだ後、ようやく決心してその「竹の橋」を渡り始めました。ミシミシと音がなります。そして一歩踏み出すと足元の竹が軋むのが足の裏を通じて伝わってきます。この竹の編み方で人間の体重を支えられるくらいの強度が本当に生み出せるものだろうか、そんな疑念が沸き上がります。さらには、やっぱり別のルートを選択すればよかったという後悔も吹き出てきます。
それでも何とか終わりに差し掛かり、心の中に「安堵」が見え隠れし始めたとき、頭をよぎったのは吉田兼好の『徒然草』の中に収められている「高名の木登り」のエピソードでした。ゴールが間近になると大抵の人は油断をしてしまうもので、それが大きなケガや事故につながるという教訓が示されているお話だったと思います。
その教訓を守り、私は慎重に最後まで一歩一歩進んで、無事に向こう岸に到着できたのでした。
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