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❖イカスミ風のパスタ風❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2021年11月26日)

(長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を)

昔読んだマンガをふと思い出した。そのマンガで出てきた料理は「イカスミ風のパスタ風」というもの。イラストは、イカスミのように黒いがドロドロしていて、イカスミそのものとはちょっと違い、またパスタのように麺状だが平麺がキャタピラみたいになっていて、パスタそのものとはちょっと違うものなのである。このマンガ自体は、ギャグマンガだが、私は料理やスイーツなど様々なものにやたらと「◯◯風」という表現を付加する風潮への問題提起に思えた。「◯◯風」というと、その要素をイメージしてしまい、その表現が付加されていないものに比べて、価値が高まっていると思いたくなる。しかし、あくまでも「◯◯風」なので、本物と違っても仕方がないという余地を残している。だから、作り手・売り手は本物に近づけなければならないという責務は厳密にはなく、何となく本物に近いと考え、価値が高まったと思っているのは、買い手の善意なる想像でしかないのである。あのマンガの「イカスミ風のパスタ風」はそんな状況を風刺しているように思えた。そんなことを考えたきっかけは、今日のコンビニである。コンビニのスイーツの棚に「洋風イモようかん」があった。イモようかんは和菓子だが、何かの要素が付加されて洋風ということになっているらしい。「◯◯風」はあくまで「◯◯風」で、イモようかんはイモようかんなのだろう。そこで、先ほどの「イカスミ風のパスタ風」について思い出したのである。そして同じスイーツの棚には「どら焼きマリトッツォ」があった。これも「◯◯風」という表現こそ付加されていないが、やはり同じ疑問がついてまわる。そして厄介なのはむしろこちらの方で、これは「どら焼き風のマリトッツォ」なのか「マリトッツォ風のどら焼き」なのか、先ほどのイモようかんよりも主従関係が判断しにくく感じてしまった。さらに別のお菓子の棚に「フルーツパウンドケーキ」があった。この3つのスイーツを見て、私は或る概念図・関係図を思いついた。日常の事象を概念図・関係図でどこまで理解できるかは、昔から私が大切にしているテーマなので、今日もまたしょうもない図を作ってしまった。

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