❖見タイ!知りタイ!伝えタイ(号外5)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年7月18日)
♪サワディー(こんにちは)
7月13日に行われたタイの首相を指名する投票では、新しい首相は決まりませんでした。
5月の下院選挙で第一党となった前進党党首のピタ氏だけが立候補していたのですが、ピタ氏を支持する票数が、上院と下院を合わせた749票(上院250名のうち1名が辞職)の過半数にあたる「375票」を上回らなかったのです。
公表されている結果では「324票」でした。
残りの「425票」のほとんどが反対か棄権に回ったようです。(欠席は44とのこと)
事前の報道では、前進党を含めた野党連合の合計票数が「312票」くらいだったので、そこからピタ氏支持の票がほとんど上乗せされなかったと考えることができます。
13日の投票結果を受けて、バンコクでは再び政治集会が開かれていて、その注意喚起のメールが大使館から届きました。
2回目の投票は明日の7月19日が予定されています。
再びピタ氏が立候補するようですが、支持が広がるかは不透明です。また、第二党であるタイ貢献党に所属するペートンタン氏を擁立する動きもあるようです。ペートンタン氏はタクシン元・首相の次女です。
1回目の投票の直前に現・首相のプラユット氏は政界引退を表明しておりますが、思った以上にピタ氏の支持が伸びなかった状況を受け、引退を撤回するというシナリオもあり得るかもしれません。そうすると、野党連合の切り崩しによって、過半数を獲得するための異なる連立パターンも考えられますね。
ちなみに、「半分」はタイ語で「ครึ่ง(クルン)」といいます。ラオ語では「ເຄິ່ງຫນຶ່ງ(クンヌン)」といいます。
それでは本日はここまで。
♪ジューガンマイ(また会いましょう)
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