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▶無『意』味・感想〔338〕◀(2024年11月23日)
ラオスに住んでいたときはほぼ毎日自転車に乗っていましたが、4月に日本に戻ってきてからは、自転車に乗ることはありません。それどころか、運動する機会そのものがほとんどありませんでした。
10月から新しい環境での生活になってもその状況は変わっていません。しかし休日、カフェでダラダラばかりも健康的ではないなと考え、散歩をしてみることにしました。
ここ最近は雨や雪が降る日が多く曇りがちでしたが、今日は見事な青空でした。雲一つなく青一色の空を見ていると吸い込まれそうな気持ちになります。
そんな鮮やかな青色のすぐ近くに、落ち着いた茶色の木がありました。2つは一見対照的ですが、どちらの色も非常にステキで甲乙つけがたいものでした。
そのステキさを写真に収めておくことにしました。どちらも強い主張をしているので、両雄並び立たずになるかと思いきや、お互いを引き立てているようで、「相乗効果」とはこのことだなと実感できました。
ただ最初に撮影したとき、周囲の建物が写り込んでしまい、ステキな2つの要素だけの世界ではなくなってしまいました。これはこれでリアルなので悪くはないものの、純粋に2つの要素だけで構成される世界を演出してみたいと考え、角度を調整してみたのです。
ステキな青と茶の世界だけにしてみるとさぞ良い写真になるかなと思ったのですが、なんだか不自然に見えてしまいます。写真の方向を変えてみるものの、それでも不自然さを払拭することはできません。
その不自然さの原因は何なのか。他の余計なものが写らないような角度にしたことで、空間内の青と茶が占める割合のバランスが崩れたことが関係している気がします。それゆえ写真の方向を変えただけでは問題解決には至らないのでしょう。
もう一度、周囲の建物が写り込んでいる写真を見てみました。するとこちらの方が、青と茶のバランスの良さが伝わってくるのです。やはり作為的なものよりも、あるがままの様子を捉えた写真の方が良いということでしょう。
これこそまさに老子が説く「無為自然」かなと思わされたのでした。
【連続投稿:1161日目】
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