水分…摂ってますか?
突然ですが皆さん、
水分…摂ってますか??
ここ数年、夏場に熱中症や脱水症状で救急搬送される人のニュースなどにより、
「水分補給」の重要性はかなり認知されてきていますね。
ただ、夏場のイメージが強いこの「脱水症状」
実は…
冬にこそ気をつけて欲しい症状なんです。
暑さや発汗もあり、夏場は頻繁に水分を摂ると思います。
でも冬は寒いし身体を冷やしたくないし…
夏場に比べて水分の摂取量が減るのではないでしょうか?
冬はエアコンなどの暖房器具の使用によって、
室内外問わず空気が乾燥しています。
空気が乾燥していると、皮膚や粘膜、呼吸からも多くの水分が奪われます。
また、乾燥により汗が蒸発しやすいので、汗をかいている(水分を失っている)
という自覚も少なくなります。
自分でも気付かないうちに水分不足になってしまっている「冬の脱水症状」
夏場だけでなく、冬場こそ気をつけて水分を摂っていきましょうね!
ちなみに経験上、夏よりも冬の方がレッスン中の「途中退出者」が多いです。
体から水分が1%失われると「のどの渇き」を感じます。
2%失われると「めまいや吐き気、食欲減退」などが現れます。
そして10~12%失われると「筋けいれん、失神」
20%失うと「生命の危機」になり、死に至る恐れもあります。
特にレッスン中など汗をかく環境では、
喉が乾いていなくても水分補給を心掛けましょうね!
さて、この「水分」
個人差はありますが、成人男性で体重の55〜65%、
成人女性で45〜60%が水分だといわれています。
この数字を「体水分率」というのですが、
新生児で70〜80%、高齢者では50%と、
その数字は年齢を重ねるごとに減少していきます。
赤ちゃんの肌がムチムチで潤いまくっているのはこのためです。
8割が水ですよ?!笑
で、高齢者になると単純に筋肉量の減少などにより細胞数が減少するので
「水分を蓄える器」自体が少なくなっていきます。
こういう意味でも、筋肉を増やすというのは大切だということが理解できますね。
貯水するための組織をつくる。
肌の潤いを保つためには筋トレ。
筋トレしてる人って肌が綺麗なイメージありませんか?
高価な化粧水??
ダンベルがあれば大丈夫です。
ローコスト、ハイリターン。
筋トレ最高。
話を戻して、先ほどの水分が失われた時に起きる症状で考えてみると、
例えば体重60kgの男性で体水分率が60%だった場合…
60kg × 0.6 = 36kg
36kgが体内の水分量になります。
36kgの2%…
36000g × 0.02 = 720g
ただの「水」だと仮定すると、そのまま720mlですね。
ざっくり言えば、
平均的な男性で700mlの水分を失うと余裕で脱水症状という計算になります。
発汗や排尿などを考えると、結構簡単に届く数字だと思いませんか?
大事なことなのでもう一度言います。
レッスン中は喉が乾いていなくても水分補給!
さて、この「体水分」
食べたものを運んだり溶かしたり、分解された栄養素を全身に送ったり、
体温調節をしたりと、
生命活動を維持する上でとても重要な役割を持っています。
また、水を飲むと身体を温めようとして代謝が上がり、
トイレに行く回数も増えるのでデトックス効果もあります。
血液がサラサラになり、筋肉にしっかりと血液が送り込まれるため、
効率よく筋肉量も増やせます。
もひとつちなみに…筋肉や内臓の組織中の水分含有率は80%と多いのですが、
脂肪組織は中性脂肪が多いので水分含有率は33%でその数字は半分以下です。
肥満型の人は、痩せ型の人に比べて体水分量が少なくなります。
肌に張りがあるのは水分ではなく、脂肪で張っているだけです。
体水分自体は別に多くはありません。
とりあえず筋トレしましょう。
体水分率は体組成計などで計測できるので、興味のある方は測ってみてください。
しっかり水分を摂ればイイコトいっぱい!
あ、冷たい水は内臓に負担がかかるので、常温か白湯をオススメします!!
今年の冬は、こまめに水分を摂って健康的に過ごしましょうね!!