ボクが毎朝おはようツイートする理由~Twitterをやり続けるメリット~
今までTwitterのノウハウ的なことは、noteはもちろんツイートすることもボクはしてきませんでした。今回は、社内で共有する機会があり、まだTwitter運用をしていない方に向けて、ボクがTwitterから得ているメリットについてお話しようと思います。このnoteは、フォロワー数の伸ばし方や、イイネを増やす方法は書かれていません、ゴメンなさい。ボク自身がそういったことに今は興味がないことと、テクニック的な有益ノウハウは、noteでもTwitterでも、書かれている方がいっぱいいらっしゃいますので、まずは運用を始めて、ご興味あれば、ディープなTwitterの世界へお越しください。
ボクがTwitterを始めた理由
新卒採用のためにTwitterスタート
ボクはFacebook世代でしたが、今の20代はインスタやTwitter世代。当時の新卒トレンドもそこまで明るくはなかったので、Twitterを一つの情報源としていきました。今ほど多くはなかったですが、匿名の「@20卒」学生さんたちが、他社さんの選考状況や就活イベント内容を、せきららに語ってくれていて、装うことのない生の声が聴ける貴重な情報源でした。今はTwitterを採用広報的な使い方をしたり、たくさんの方との交流もさせていただいていますが、スタートして3ヶ月ほどは、自分からの発信はほとんどなく、情報集めだけのために見ていたものの、ひょんなことから発信の楽しさにも目覚め、今にいたります。
人事部立ち上げから2年間の軌跡を書いたnote、入社3年目記念「ボッチ人事から、グループ5社を見るまでの軌跡」にも書かせていただいたのですが、新卒採用を始めるために、情報収集に使ったのが始まりでした。その後しばらくは、情報収集のために見ているだけだったのですが、夏休みに一人旅をしている暇な時間に、ちょっとTwitterで呟きはじめたら、イイネ数やフォロワー数に変化が見られ始めました。もともと飲食サイトの広告営業をしていた頃、クライアントへの提案でアナリティクスを見てPVやCVRを伸ばすことに燃えていた経験があるので、すぐに面白くなり、Twitterをただ眺めているだけではなく、自分でも運用しはじめたのがきっかけでした。
ボクがTwitter運用している目的
Twitter採用という言葉もよく聴くようになり、ボクも人事として採用目的も含んではいるのですが、一般的に言われる、Twitterを入口にした採用を目的にはしていません。うちの会社やボクのことを、別の方法で知った人(応募前や選考中の人)が、ボクから勧められることなく、興味を持ってもらえれば自然とTwitterにたどり着く導線を用意していて、オウンドメディア(この言葉自体、既に流行は数年前ですが)として、うちの会社やボクの働き方に対する考え方をさらに知ってもらうためのツールとして設計しています。仕事に対する考え方は人それぞれですが、ボクは、働くって楽しいよね、ってことを伝えられたらと思って、ツイートを続けています。
そして何より、人事やキャリコン、営業、人材業界の方などと出会えることで、仕事に役立つことはもちろん、純粋に友達ができたのは、しっかり運用するまでは思ってもみないことでした。
ここからは、ボクが感じるTwitter運用を続けるメリットをお伝えいたします。Twitter運用とは、ただTwitterをやっている(見ている)という意味ではなく、継続的に発信&他のフォロワーさんと交流をもつことを、ここでは指しています。
メリット1「マーケティングの練習になる」
Twitterはすぐに反応があります。反応がない、という反応もすぐにわかります。また、プロフィール、アイコン、固定ツイートといった様々なテクニックにより、フォロワー数や、どんな人がフォローしてくださるかがわかりやすく変化します。「誰に」「何を伝えるか」「その人はどこにどのくらいいるのか」「自分の強みは」「人気のあるアカウントは」といったマーケティングの基礎となることが沢山詰まっているので、マーケティング用語を知らなくても、考えながら続けることで自然とマーケ感覚がついていきます。簡単なアナリティクスもあるので、客観的な数字を追いかけることもできます。慣れてくると、わざわざ分析しなくても、反応の数やスピードでも感覚的にわかるようになってきます。
メリット2「セルフブランディングを楽しめる」
マーケティングと同じように、セルフブランディングも楽しみながら勉強できます。難しく考える必要はなく、自分(=アカウント)をどう魅せるか、嘘をつくのではなく誇張するのでもなく、よりよく魅せるために、限られた中でどう伝えていくか。マーケティング感覚で自分の相手を知ったのち、今度はその相手が何を欲しているかを考えるようになり、自分のブランディングを深めていくことができます。嘘をついたり格好つけることももちろんできるのですが、いずれ限界がきたり、嫌になってしまいます。「共感」がポイントになるTwitterでは、格好つけることは重要ではありません。それであれば、自分自身を最大限利用して魅せていくことは、ブランディングの良い勉強になります。
メリット3「文章をまとめるスキルが上がる」
たった140文字にまとめるのは、本当に難しいことです。さらに、言葉が足りないと、相手に誤解や不快感を与えてしまうのもTwitter。ボクの場合は、日本語の特性を活かして略してしまったり、絵文字を使うことで、文章をまとめると同時に、ブランディングにも繋げています。そういった試行錯誤も、何度でもやり直せて、反応もすぐにわかるので、勉強にもなります。たまに、せっかく好意で返してくださったコメントが、自分の意図と異なるときは、ウワーってなります。
メリット4「言葉の言い替え練習になる」
人間誰でも、ポジティブなときもあればネガティブなときもあります。常にポジティブが良いとも限りませんが、少なくともボクは、ポジティブなツイートで元気になってくれる人がいる、ということを自分のアカウントで理解しています。それでも上手くいかないことは日々あります。そういった気持ちに嘘をつくと、Twitterを続けるのも嫌になってしまいます。そんな時は、ポジティブな言葉に替える訓練になります。ボクの場合は、それがカウンセリングのスキルにも繋がるので、良い訓練になります。あるいは優しい言葉で人に説明するのが苦手な人にとっては、難しい言葉や漢字が多いと伝わりにくいTwitterでわかりやすい言葉に置き換える訓練ができるかもしれません。
メリット5「使いようによって有益なインプットができる」
Twitterの中には、ネガティブな発言や、攻撃的な言葉を使う人もいるので、「Twitter疲れ」という話もよく聞きます。でもそれは自分次第で、自分が好きな人やモノを想定してアカウントを育てていくと、自ずとそういう人が集まってきてくれます。ミュートやブロックをすることもできますが、ボクはそこまでしなくてもそういった苦労はしなくなりました。Twitterの情報は、あくまで二次的な情報として捉えた方が安全ですが、そう割り切った上で(ニュースなどで正確な情報を得た上で)生な声として情報収集が沢山できる最高なツールだと思います。そういったときは、匿名アカウントの方が本音を言っていることが多いので(あくまで二次的な情報としてですが)一つの参考情報として集めるのに有益です。
メリット6「アウトプットの場になる」
インプットとアウトプットはセットで身になる、という話はよく聞く話かと思いますが、Twitterはアウトプットにも良い場所です。短い文章で相手に上手く伝えるためには、インプットしたことをよく理解していないとできません。難しい言葉や上手く説明できないことで共感を呼ばないと、驚くほど反応がありません。Twitterの向こうには本当に多種多様な人がいるのは、現実世界と同じですが、その数が比較になりません。その場にいる数人とはワケが違いますので、アウトプットの質も鍛えることができるかと思います。
メリット7「友達がいっぱいできる」
よく驚かれるのですが、ボクのフォロワーさんは現時点で4000人以上いらっしゃいますが、その中で「会ったことあるリスト」にいるのは100人に満たないです。ボクの場合はリアルにお会いしたことのある方はFacebook、そうでない方がTwitter、という使い分けをゆる~くしているので、会ったことのない方が多いのです。Facebookで600人前後。その7倍近くの方と繋がっているのがTwitterです。Twitterをやっていたことでお会いしたことがある方もいらしっしゃいますし、その繋がりから、仕事に役に立つことや助けていただくこともたくさんありました。もともと就活生の動向を知るために始めたTwitterでしたが、自分の属性である人事やキャリアコンサルタントの方とこんなにも繋がれるとは思いもしませんでした。
メリット8「自分の仕事や趣味に役立つ」
メリット7のように繋がりからも役に立つことはありますし、Twitterで発信されている内容から、自分の仕事や趣味に役立てることもできます。仕事の知恵、生活の知恵を、無料でいくらでも見れるのがTwitterです。本のように体系的にはまとまっていませんし、その情報の選別力は求められますが、ネット上に情報が溢れる世の中で、正しい情報を見つけ出す能力も必要な時代、良い訓練になるかと思います。
メリット9「誰でもインフルエンサーになれる」
続けることさえできれば、誰でもインフルエンサーになることができます。写真や動画も必要ないので、それに比べれば手間も少なくて済みます。インフルエンサーになること自体(フォロワーを増やすこと自体)を目的にしてしまうと苦しくなるかもしれませんが、インフルエンサーになる目的が明確にある人であれば、挑戦する価値は大きいと思います。ちなみにボクは、イイネやフォロワーさんの数が増えることは確かに嬉しいのですが、そもそもの目的が先に書いたように別にあるので、一通りのテクニックはボクも試してみましたが、今は気にしていませんし、〇〇人達成!ということも人から教えてもらって気付くくらいです。
メリット10「錯覚資産となり、自分の財産になる」
Twitterに限りませんが、SNSは信用財産になります。そう簡単には蓄積されないですし、良いフォロワー様と繋がれるかどうかも自分次第です。会社によっては採用内定出しの前にSNSをチェックするという話を聞いたことがあります。少し前だと気持ち悪い感じもあったかもしれませんが、今後は日本でももっと当たり前になるだろうなと思います。
「錯覚資産」とは、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」及び、それを引き起こす事実のこと。(ふろむだ著「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」)こういった資産は、一朝一夕では作れません。未来の自分のために、お金をかけずに自分の時間を投資する意義は大きいと思います。
Twitterにもnoteにも、有益なノウハウはたくさん出ていますが、まずは続けることが大切なTwitter運用。ここからは、その続けるコツをボクの思うところを挙げさせていただきます。
続けるコツ1「自分の好きなことで発信を続ける」
自分の興味のないこと、守備範囲以外のことは、ネタがなくなってしまいます。まずは自分の身近なことから発信することが続けられるコツかと思います。また仕事も趣味もと広げすぎると、アカウントを育てるといった観点、マーケティングやブランディングの観点からも、上手くいかなくなることもあります。そういった失敗も何度でもできるのがTwitterの良いところでもあります。
続けるコツ2「恰好つけずに無理はしない」
どうしても格好つけたくなりますが、格好つけたところで誰も見てません笑。そして、誰よりも自分が疲れてしまいます。無理をすると続けられなくなりますので、自然体で続けるのが一番です。
続けるコツ3「ルーティンにする」
ボクの現在でいうと、朝と夜で1時間ずつ。短くても合計30分は1日にTwitterタイムを設けています。仕事が忙しいと、どうしても時間が作ることが難しいときや、時間があってもツイートする内容を思いつかないときもありました。でも、1週間Twitterから離れるだけで、それまで蓄積してきた努力の集積はあっという間になくなってしまうこともありました。活発なアカウントに人が来てくれるようになるので、自分なりのルールを決めて続けるのがコツです。ボクは朝の挨拶ツイートって、もともと実はあまり興味がなかったのですが、忙しくてどうしても続けられない日が続いた後、イイネの数が激減したことがショックで、少なくとも朝の1回は必ずするようになると、いつの間にかルーティンになって続くようになりました。副産物で早起きの習慣もしっかりつきました。
続けるコツ4「とにかく絡んで自分のモチベーションに替える」
これはフォロワー数やイイネ数を増やすノウハウとしてもよく言われることですが、とにかく絡まないと、誰にも自分を見つけてもらえないのがTwitter。どんどんイイネやコメントで絡むと良いかと思います。Twitterの仕組み上、イイネやコメントをすると、自分がツイートしていなくても、他人の画面に登場する仕掛けになっています。そして何より、コミュニケーションが自分のモチベーションになるのは現実世界でも同じです。仲の良い人、応援してくれる人がいれば、頑張ることができます。
テクニック的な有益ノウハウは、noteでもTwitterでも、書かれている方がいっぱいいらっしゃいます。まずは続けることが第一難関ですので、運用を始めて、ご興味あれば、ディープなTwitterの世界へお越しください。お待ちしております。お読みいただきありがとうございます。