「いざリクルートの面接へ。ボクの人生、大きく動き出す」キャリアに悩むあたなたへ。転職7社、やりたいことをやって幸せになるためにボクがしてきたこと(11)
劇団四季を辞めて結婚式の音響会社の社長に拾われたことも、そこからリクルートに入れたことも、今思うと、タイミングや縁や運の積み重ねで、予測もしなかった恵まれた道を歩めてきたなと思います。
飽きっぽいボクに刺さったリクルートの求人
新人営業マンの影響で、営業の仕事に興味を持ったボクは、たまたまリクルートのCV制度という、3年限定で営業を学びながら仕事を出来るという求人を見つけます。営業やリクルートに興味を持ったタイミングで、3年で勉強できますよという求人は、飽きっぽいボクにはピッタリでした。当時ボクはリクルートがどういう会社なのか知らなかったし、親にとってはリクルート事件の印象が強い世代で、そんな会社大丈夫なの?といった感じでした。
その頃は今のように分社化されていなく、CV制度もほとんどの事業部で取り入れられていて、応募も一括で受け付けていました。エントリーをする際に、「ゼクシィ」「ホットペッパー」「キャリア」など複数選ぶことが出来て、Webテストまでは共通で進むことが出来ました。ボクの場合、結婚式業界にいたので「ゼクシィ」を受けることがキッカケだったのですが、同時に選考受けられるならと、食べることが好きだったので「ホットペッパー」、他いくつかの事業を同時選択して選考を受け始めました。
エントリーシートとWebテストが無事に通過して、すぐに面接に呼ばれたのが、ゼクシィとホットペッパーでした。ほぼ同時に、一次面接、二次面接と選考が進みました。
面接で気負うことを止めてただ楽しんだ
当時、東京駅の新しいオフィスビルに入ったばかりのリクルート。ゼクシィとホットペッパーの選考が同時に進んだので、新しいオフィスビルに行くことも回を重ね、緊張することなく、むしろ綺麗で高層ビルなオフィスにワクワクしながら面接に行っていました。
何度もオフィスに訪れていたので無駄に緊張することなく、また、リクルートのことをそれほど知らず、今ほど人気企業である感覚もなかったからこそ、変な気負いもなく、受かればイイな程度で面接を受けていました。この期間の転職活動はリクルートしか受けていなかったので、本命企業だけ受けて、他社で面接の練習や感覚も掴まないまま、よく最後まで行けたなと思います。
一次面接が現場の責任者、二次面接が人事の責任者でした。ゼクシィとホットペッパーでは、同じグループ会社とは言え、やはり色は違っていて、ホットペッパーでは、元気で程よく体育会系な感じ、という現場責任者のイメージが強く、自分にも合っているなと直感で思っていました。二次面接では頭の切れが良さそうな人事責任者の方に「15分で自分をプレゼンしてください」とその場で言われ、プレゼンなんてしたことなかったし、準備していないのに15分って長いなと思い、これは落ちるな、とその瞬間思ったのを今でも覚えています。とろこが話し始めてみると、意外にもちゃんと話せて、タイマーを見ながら途中から5分×3に分けて、過去×現在×未来で話そうということも無意識にやっていて、自分でも良くやったと思えるほど、しっかり話すことが出来てしまいました。以前から人前で発表することは苦手ではなく(会話するのとはまた別で、舞台で発表する、みたいなことが好きなようです)、感覚人間ではあるのですが、発表となると筋道を立てて話せるようになるのは、台本のある演劇をやっていた影響は大きいんだろうなと思います。
飲食店営業、地方配属、思わぬ方向へ
ゼクシィに入るために受け始めた選考でしたが、ゼクシィの最終面接では、再び結婚式業界に戻ることは業界的にタブーになっている、という話を聴かされ、自分の希望は業界に戻ることだったので、それは難しいと感じ、最終選考の結果もNGでした。
そして同時に受けていたホットペッパー飲食営業は、15分プレゼンも上手くいき内定。ちょうど3年周期で全国で同時に100名の採用規模であったことも運が良かったです。そして、東京採用はある程度落ち着いたので、地方配属でも良いかと聞かれ、ダメな理由はボクにはなかったので、即答で大丈夫と答えていました。配属先は直前まで知らされなかったのですが、通知が来た時に知らされたのは「北九州」の配属でした。旅行でも九州に行ったことのなかったボクは、当時、「北九州」がどこにあるかもわかりませんでしたし、リクルートのホームページを見ても、地方支社のことはほとんど情報も載っていませんでしたが、もうここまで来たら流れに乗ってしまえと、音響会社に退職を伝え、1ヶ月半で猛スピードで引継ぎをして、無事リクルートへの入社が決まります。
タイミングや縁が重なり人生が動き出す
四季を辞めた後、ちゃんと会社員をやっていなかったボクが就職するのはそれなりに難しかった中で、音響会社で運良く正社員になれていたからこそ、リクルートへの選考機会をもらえたであろうし(フリーターだったらハードルはかなり高かった)、新卒の第一志望で大失敗したWebテストもしっかり対策をしたからこそ苦手なSPI試験も通過して、ゼクシィにこだわることなく東京で働くことにこだわることなく流れに身を任せていたことで、思いもしなかった全く知らない地での飲食営業という仕事に出会うことが出来ました。色んなタイミングや縁や運が重なって、ボクの人生が大きく動き出したのです。
かなやんレベル14→15
・面接は気負わない
・流れに身を任せたことによる人生の転機