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「暗闇に光を見せてくれたコーチとの出会い」キャリアに悩むあたなたへ。転職7社、やりたいことをやって幸せになるためにボクがしてきたこと(26)

社長になって欲しいと言われ、事業部を立ち上げ事業部長になり、チームを創り、はたから見たら順風満帆のようで、実は心のどこかに空虚さを感じていました。そんなときに出会ったのが、ビジネスコーチングでした。

働くことが大好きなボクにとってのトラウマ

ウェディングプランナーの仕事を退職するまでのボクは、仕事が大好きで、休まないことも、昼夜問わず仕事を続けることも、なんの苦でもありませんでした。ところが、極度の働きすぎで最後まで責任を持てなかったことは、ボクにとってトラウマになっていました。働きすぎは他人に迷惑を掛ける。土日はしっかり休まなければならない。明確に思っていたわけではないのですが、心のどこかにずっと引っ掛かりができていました。加えて、立ち上げた事業部は、3ヶ月ほど経っても、大きな結果は出せていませんでした。心のどこかで、もっとガツガツ仕事に打ち込んで結果を出したいと思っていながら、一方で、働きすぎはいけないことだとブレーキがかかっていたことで、表面上は仕事が楽しいはずなのに、イマイチ、モチベーションが上がらない日々が続いていました。仕事をしない土日は、かえってボクには逆効果で、張り合いがなくなりつつありました。

コウちゃんとの出会い

趣味がなかったボクは、その時間を埋めようと、中小企業診断士の勉強を始めたり(途中で断念)、ビジネス交流会を自分で主催したりしていました。交流会は月一開催でそれなりに集客もできて、今でも繋がっている人がいるくらいに拡がっていきました。そんな中で出会ったのが、今でも継続してビジネスコーチングをしてくれているコウちゃんコーチでした。

交流会が終わってしばらくしてから、独立して自分でも事業をしているコウちゃんから、無料でお試しコーチングを受けませんか、というメッセージをもらったのがきっかけでした。新しいチームでメンバーも増えてきて、ボク自身もコーチングに興味を持ち始めていたタイミングだったので、即答でコウちゃんに会ってもらうことになりました。交流会では主催者側としてあれこれ動いていたので、コウちゃんとそこまで話したわけではなかったのですが、タイミングもあり、すぐに会ってもらうことになりました。

コーチングをそこまで深く知っていたわけではないのですが、どうせなら有効な時間にしようと思い、コウちゃんに事前に提出した質問シートの回答は、まだ信頼関係があったわけでもないのに、できる限りの自己開示をしようと心掛けました。

理想の人生は?というコウちゃんからの質問には、こう書かれていました。
「プライベートも仕事も隔てなく、明日が楽しみな人生を送りたい。会社に行くのが楽しみ、家に帰るのが楽しみ、休日が楽しみ、そんな人生が理想です。」

ボクの前進を止めていたもの

コウちゃんとのお試しコーチングの時間は、あっという間でした。普段から自分のことを話すより人の話を聴いている時間が長いボクにとって、こんなにまで話を聴いてもらう時間は、あまりありませんでした。さらにはコウちゃんが背中を押してくれたのです。

1時間か2時間か、ボクのモヤモヤを全て話したあと、コウちゃんは、これから継続してコーチングのセッションを受けることを勧めてくれました。ボクには迷いがありました。その迷いは、それなりにするコーチング料のことではなく、これでコーチングを始めてしまえば、ボクが前進しようとすることになることに迷いがあったのです。今の生活になんとなく空虚感があり、前進したいと思っている一方で、一度前進を始めると周りが見えなくなって突進し続けるボクが、また我を忘れるほどのめり込んでしまうんじゃないか、という恐怖があったのです。

ボクの前進を止めていたものがなんだったのか、このとき、初めて理解しました。自分のことなのに、わからないものです。こうやってコーチングは、何かアドバイスをくれるのではなく、自分の中のものを引き出してくれて、その背中を押してくれるんだ、ということを実感した時間でもありました。

こうして、コウちゃんとの月一セッションがスタートしました。入社して11ヶ月目、ボクが取締役になることが決まったタイミングでもありました。

かなやんレベル29→30
・話を聴いて背中を押してくれる存在
・前進することへのストッパー


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