④ オマエは俺だ、青い鳥
もともと見積りや〆切がそれはもう見事にグダグダだった。
これでは仕事にならぬと逆算思考を突貫で強化してきたと思う。本来有用な思考ツールだが、急場しのぎの雑運用で放置しすぎた。
かといってお仕事を回す生命線でもあり手放すことも難しい。
悩むことしばし───矯正すればよいのでは?(ヒラメイタ)
仕事優先で使いすぎたのが良くない。
まず「好き」という感覚を取り戻そう。そして
取り戻した「好き」のために逆算思考を奉仕させるのだ。
さすれば健全なバランスを取り戻せる。はず。きっと。たぶん。
好きにやる筋肉=好き筋を強化するのだ。
走る楽しさも弱って寝たきりでは感じられるはずもない。
生まれたての子鹿のように、よろよろとでも立つことからやり直そう。
それができたら次は散歩。
そうして少しずつ、本当に少しずつだけどやりたいことをちゃんとやる体制が心身ともに整ってはきた。結構コストかかるな。いやそんな気はしてたけどさ。
既に気持ちはゴールしたいがまだ始まってもいない。イントロ長過ぎ。
ビジネスとは血を吐きながら走り続けるマラソンという。
できれば吐くのは息だけにしたい。
内省を続けていると自分の中に「血を吐かないものに価値は無い」という前世紀の刷り込み在庫が残ってるのにも気づいた。
結果として血を吐いたり吐かざるを得ないことはある。そこで得たものが大きい実感もあるが、吐血は必要条件ではないはずだ。まあ浪漫はあるな。
映画も漫画もリットル単位でドバドバ吐血それが昭和浪漫。
ともかく
吐血ポイントの縮小、燃費のカイゼン、エコ化も進めねばこの先がキツいのは明白だ。
俺が保たん時が来ているのだ!
と、どこぞの赤い彗星みたく呟きたくなる。
これはエコだよ!
俺の人生のSDGs
そんな棚卸をちまちましていたらビジネス自体は嫌いじゃない、いや結構好きかもという気づきもあった。気づけば完璧に畑違いなビジネスが隣で回ってたりするのだから人生解らないモンです。
で、そんな状況だから遅々として進まず、やはり焦る<ループn回目
いくつもの仕事をこなしつつ魅力的、精力的な個人活動をしている人を見ると勇気づけられるが、やはり焦るのだ。トウもたってるし。
ただここで焦って「手打ち」をし始めると、従来のバリエーションとそのサイクルに取り込まれる。その自信がある。確信と言ってもいい。実際何度もそうなった。
見かけ上はソロなのに中身は請負い仕事という器用なマネを一旦辞めたい。(この能力を有効利用できるイメージはあるが、もう少し先の話)
ともかく、ソロをやる上で大事にするポイントを「外部条件を限界まで排除、初期から丁寧に決定していく」ことを基礎とした。定礎。
自身から湧き出た動機、その芯を、下手でも不器用でも確実に抉るか掠るかした手ごたえがなにより欲しい。
これ自体は請け仕事でも心掛けてはいる(そうしないと自分はビタイチ動けなくなる)のだが、内発動機の形成に外部条件(依頼内容/金銭/市場など)の介入度は普段、極めて高い。その外部介入率を下げ動機の自己保有率を上げていく必要があるのだ。株式か。
一時期ネットミームとして流行った
「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな」
という揶揄がある。自分は真顔で「ええそうなんです」と返したいのだ。
自分の意志すら超えて「それ」が「そう在る」なら、弁明も勝敗も不要でただ「そうなんです」と返すだけなはずだ。
スターウォーズの監督ルーカスが、宇宙空間に戦闘機の音が響き渡るのはおかしいというツッコミに「私の宇宙では音が出るんです」と返す有名なエピソードがある。
音が出るかどうかはどうでもいいのだ。この「私の宇宙」こそが全てだろう。
そこにないならないですね
そこにあるならありますね