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ラテン・マン/ハービー・マン (‘65)

Latin Mann (Afro To Bossa To Blues) / Herbie Mann (‘65)
今回はジャズのフルート奏者、ハービー・マンの’65年作品を紹介させていただこう。私が彼の作品を知ったのは、デュアン・オールマンのコンピレーション盤に「プッシュ・プッシュ〜Push Push」が収録されていたことがきっかけであり、その曲から彼の他の作品を聴いてみたいと思ったからである。

彼はニューヨーク、ブルックリンの出身、当初はフルート以外にもバス・クラリネットやサックスを演奏していた。その後、フルートでの演奏にフォーカスし、ジャズ以外のアーティストとも積極的に演奏するようになった。先日したデュアン・オールマンをはじめとして、シシー・ヒューストン(ホイットニー・ヒューストンの母)、ラリー・コリエル、チャック・レイニーなど、ソウル系のアーティストとの共演も多い。また、レゲエやディスコいったカテゴリーに的を絞った作品もあり、その守備範囲の広さを含めた柔軟性は素晴らしい。

本作はタイトルにあるように、アフロ・キューバン、ボサノバなどラテン要素が多く、ハービー・ハンコックで知られる「ウォーターメロン・マン〜Watermelon Man」やレイ・チャールズでお馴染みの「ホワットド・アイ・セイ〜What’d I Say」など、ソウル、ファンクのフレーバーも嬉しい一枚である。

CBS 国内盤(国内リリースは’66年)
裏ジャケット
インナースリーブ(変形!)
レーベル

先述の通り、デュアン・オールマン参加作品における、彼の飄々としたフルートとデュアンのアーシーなギターに惹かれ、他に数枚のアルバムを購入した。

とりあえず4枚ほど

身近なところではマーシャル・タッカー・バンドのジェリー・ユーバンクスやジェスロ・タルのイアン・アンダーソンもフルート奏者であり、私にとってジャズは専門外ではあるものの、自分の好きなアーティストやアルバムを軸にして、隣接するカテゴリーを聴いてみるのはとても楽しい。

Spotifyのプレビューをどうぞ。

普段とはちょっと違った音楽を聴くのはとても楽しいと思わせてくれる一枚である。

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