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クリエイション with フェリックス・パパラルディ/クリエイション、フェリックス・パパラルディ (‘76)
Creation with Felix Pappalardi / Creation, Felix Pappalardi (‘76)
高校1年の頃、同級生のバンド仲間の家で聴かせてもらい、そのままファンになってしまったのが、クリエイションだった。クリエイションは竹田和夫を中心とした4人組で、’70年代に英語でブルースロックを演奏していた。
そのバンド仲間と一緒に、クリエイションのアルバムからは、プロレスのファンク兄弟のテーマ「スピニング・トー・ホールド」や当時のTV番組「ムー一族」の主題歌「暗闇のレオ」、「トーキョー・サリー」などをコピーして演奏していた。
バンド仲間とは別に、個人的にとても気に入っていたアルバムが、本作「クリエイション with フェリックス・パパラルディ」である。フェリックス・パパラルディはマウンテンのベーシストで、マウンテン以前から数々のプロデュースにも携わってきた。
クリエイションの初期3枚、「クリエイション(’75)」、本作そして「ピュア・エレクトリック・ソウル(’77)」が、彼らの絶頂期だったと考える。ブルースロックのカバーと自身のオリジナルが収録されたアルバムが、当時とてもカッコよく思えた。
本作は全編を通してブルースロックな一枚であり、アルバムのどの部分を切り取っても「日本人によるブルースロック」を感じる。
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CD化の際、本作以外のアルバムはリリースされたが、フェリックス・パパラルディとの関係で、本作が再発売されるのに長い時間がかかった記憶がある。
一番のお気に入りは、A面2曲目の「ドリームス・アイ・ドリーム・オブ・ユー〜夢の彼方に」で、ツインリードとベースのフレーズが大好きだった。この曲には、7インチ盤&日本語詞のバージョンがあり、英語詞に馴染んでいるからか、ちょっと不思議な雰囲気を感じる。
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今でもこのアルバムを聴くと、高校生の時代にフラッシュバックする。
とても大切な一枚。