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バイユー・ブルース/クリフトン・シェニエ (‘70)

Bayou Blues / Clifton Chenier (‘70)
今回はアメリカ南部の中でも独特の文化を持つルイジアナ州のアーティストのアルバムを紹介させていただこう。もはや単なるアーティストではなく、ザディコのレジェンドとも言うべき、クリフトン・シェニエの’70年作品「バイユー・ブルース」である。

ザディコとはルイジアナ州で発生した、主にフランス語を話す黒人らによるフォークミュージックの一つであり、アコーディオンやラブボードと呼ばれる洗濯板をリズム楽器として演奏される。ザディコはダンス音楽のケイジャンをベースに、リズム&ブルースやブルースの要素を取り入れて発展した。

スペシャリティ US盤
レーベル

オリジナルは’70年リリースのアナログレコードだが、画像のCDは後年リイシューされたものである。

Spotifyのプレビューをどうぞ。

乱暴な言い方をすれば、「アコーディオンを使ったブルース」と考えても大きな間違いではないが、絶妙の横揺れ感はケイジャンやザディコならではである。

かつてフランス領であった経緯からヨーロッパ風情が漂うルイジアナ州であるが、こういった独特の文化も見逃せない部分でもある。

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