見出し画像

プエルト・リカン・パワーのアルバム

今回はサルサのアルバムを紹介させていただこう。サルサと一口に言っても地域によってサウンドは異なり、ニューヨーク、キューバ、コロンビアなど、それぞれ違った魅力がある。その中でもプエルト・リコのグループ「プエルト・リカン・パワー」のアルバムを紹介させていただこう。普段は私が所有しているアナログレコードやCDの紹介であるが、今回のアルバムは国内でも流通量が少なく、彼らを知ったのもYouTubeである。

なぜ彼らのアルバムをピックアップしようと考えたのか?それは彼らの一時期のアルバムジャケットがあまりにも秀逸(?)だったからである。彼らは’70年代から活動しており、その中でも’00年頃のアルバムのジャケットやタイトルが有名な映画をオマージュしたものになっている。一例を挙げれば、「Men in Salsa (Men in Black)」「Wild Wild Salsa (Wild Wild West)」「Salsa Another Day (007 Die Another Day)」「Salsa of the Caribbean (Pirates of the Caribbean)」といった具合である。

Discogsからの引用

どこまで冗談かわからないようなアルバムであるが、内容はサルサのアップテンポなノリが十分に発揮されており、非常に雰囲気の良いアルバムである。

「メン・イン・サルサ〜Men in Salsa (‘99)」

「サルサ・アナザー・デイ〜Salsa Another Day (‘03)」

ファニア・レコードに代表されるニューヨーク・サルサは、ロックやポップスのファンには知られるところであるが、先述のように地域によって趣が異なるのは非常に興味深い。また地域だけではなく、ハード・サルサやサルサ・ロマンチカなど、時代による違いも好みの分かれるところである。

茶目っ気のあるジャケットと真面目な演奏のコントラストが楽しいアルバムで、レッツ・ダンス!Vamos a Bailar!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?