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ウェイト・ア・ミニット/ハーマン・ブルード (‘80)

Wait a Minute / Herman Brood (‘80)
今回はオランダのロッカー、ハーマン・ブルードの’80年リリースの5枚目のアルバムを紹介させていただこう。彼はオランダ出身のピアノプレイヤーであり、画家、詩人、役者などの顔を持つ人物である。ニナ・ハーゲンと交際していたという記述もある。本国での人気は高く、’01年の没後も高く評価されている。

サウンドはロックンロール、バッド・ボーイズ・ロックと言った風情であるが、スライドギターや女性コーラスを取り入れた曲もあり、純粋なスワンプやソウルと違ったアプローチは興味深い。また、アラン・トゥーサンやエドガー・ウィンターらのカバー曲もあり、’80年という時代に反して’70年代の雰囲気を感じる部分も多い。

アリオラ 国内盤
裏ジャケット
インサート
レーベル(見本盤)

ヒューイ・ルイスらのアメリカンロックが好きな方なら楽しめる一枚ではないだろうか。知名度は低いがストレートな雰囲気が心地良い。

Spotifyにも複数のアルバムがアップされており、一定の需要があるのかもしれない。イギリスを除くヨーロッパの音楽は少ないが、なかなか骨太な一枚である。

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