【レビュー🏓】 (第14戦)T.T彩たま VS 琉球アスティーダ 2021年1月31日(日)
はじめに
知人の引っ越し作業手伝い2日目。終わったころには疲れてヘトヘトだ。加齢を重ねると荷ほどきが地味につらい。背中がこってくる。
疲労を回復させるための栄養剤が何かほしいところだが、心をうつような戦いぶりが疲労回復の一助として作用するに違いない。
夕方ごろ、試合結果の確認作業に着手した。手が心なしか震えている。これは決して作業による手指疲労ではない。「そろそろやってくれるのではないか!?」
そう思うと緊張してならないのだ。
「さぁ今日こそ! 未来を切り開け‼ うぉぉぉ~‼‼‼」
心の中で絶叫しながら、覚悟を決めて画面を開いた先に待っていた世界は!?
・・・とその前に、リーグ運営の在り方について
琉球のホームマッチだが、金曜日はひどかった。ラリー中のボールが光の反射とモロ被りで見えづらい。「チームが勝ててないから」とかそういう負け惜しみ的な文脈で首位を走るチームのふるまいを非難しているのではない。
3rdシーズンにもなって、成熟したプロリーグの関係者がみたら失笑されそうなレベルの映像を見せられたことにガッカリし、卓球ファンとして忸怩たる思いだった。
もし、このレビューをご覧になられているスポーツ好きの方がいたら、下記ツイートからハイライトを見ていただきたい。
事態が改善されないようであれば、Tリーグ見るのを金輪際やめようかと思っていたくらい憤っていたが、土日の試合は映像視聴する分には問題ないレベルまで向上した。
DJのノリとか、照明を駆使したBリーグ的な琉球アスティーダによる演出は卓球にない独自性を感じ、自分はよかったと思っている。
会場にいた人から漏れ聞く話では耳をつんざくような大爆音だったそうだが、そういった細かい部分を手直ししながら練度を高めていけば、良いものができそう。
岡山武道館と同様、この体育館にも来シーズンは足を運んでみて、臨場感を体験してみたい。
ちなみに、声出しや会場内での食事行為における是非については琉球というよりもリーグ全体のガバナンスの問題だと思っているため、ここでの言及は避けることにする。
注目ポイント
4勝2敗と勝率6割以上を誇る高校生ダブルス(曽根・篠塚)を琉球がどう抑えるか?
彩たまにとっては、ここをとることができなかったら「チームの勝利に結びつかない」と断言できそうなシングルス勝率(第2マッチ~第4マッチの戦績:1月30日付の試合までで14勝28敗。1試合平均で1勝2敗の戦績)がTリーグHPのサイトから読み取れる。
仮に2-2になったとしても、ビクトリーマッチにおける琉球→5勝1敗の勝率8割超えに対して、彩たまは0勝4敗。
現実から目を逸らしたくて、こういったデータ解析をこれまでしてこなかったが、こうして統計をとると理解できる部分がいろいろとあることに気がついた。
試合後ふりかえり
1-3で琉球アスティーダの勝利。試合結果を目撃した私の表情は、数秒程度固まってしまった。
宇田・戸上といった主力選手が欠場するなか、ベンチを温めることの多かった木造選手が単複にわたって活躍。
ベストメンバーで編成したら、ベンチに入れるかどうかのボーダライン上ともいえる選手がこうして活躍するのだから、琉球の選手層は厚い。オーダーをやりくりするにあたって、張監督へ良い意味での悩みを与える試合結果となった。
T.T彩たま (本日の三賞)
殊勲賞:英田理志 (4)
ビクトリーマッチを含めて5連敗中であったが、3-0と快勝して連敗を脱出。全日本ベスト8という新たな実績とともに、2月の巻き返しを期待!
技能賞:なし
土曜日に続いてきちんと観れていないので、選出なしで。
「勝ちたいんじゃ!」賞:神巧也(7)
1月の個人成績の低迷もさることながら、欠場にあたっては過酷な遠征だったことも考慮されたのかなと。岡山、そして沖縄と欠場した悔しさを2月にぶつけてほしい。チャンスはそう多くないだろう。「終わりよければすべてよし」の精神でやるしかない!
2月の戦いについて
残り7試合を20日(土)までにこなすという過密スケジュール。外国人選手ありきのチーム編成だったので、戦績のことはもう仕方がない。ケガに気をつけて最後まで戦い抜いてほしいし
試合を投げずに全力で頑張る
泥臭さを感じさせてくれるプレーを1球でも多くみたい。
ほとんどの選手が「こんなに負け続けているのは卓球人生で初めて」という境地だろう。ファン以上に悔しすぎて仕方がない想いを味わっているはずだ。
深谷のホームマッチでは選手や監督さんのそういった生の声を会場で聞きたいと思っている。
朝霞のホームマッチでは来場者へ向けた音声発信がなかったのが残念だった。
公式練習の時にマイクを使って練習内容を説明するとか、もしくは選手をいじるとかそういうものがあってもよかった。
会場に来ているファンやスポンサーの方との距離感を大事にしているなと、わかりやすく感じられる工夫を深谷では期待をしたい。
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