第36号『カーブの曲がりを読もう! ~あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは?〜』
2014年8月24日配信(発行部数 364部)
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◆ メルマガ版 「車の修理屋たけしくん」 ◆
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発行人の「車の修理屋たけしくん」です。
自動車の本来の性能を引き出す調律師です。
明らかに調子がおかしいのに「こんなものです」で片付けられていませんか?
適切に整備された車はとても調子がよく、一般的に考えられているよりずっと長寿命なんですよ。
僕はあなたにクルマを、そしてモノを大切にして欲しいと思っています。
プロの整備士の目線で役立つ情報を配信しようと思います。
さて、今回は第36号
『カーブの曲がりを読もう! ~あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは?〜』
です。
第35号のメルマガでは、
まず、中学の理科で習う簡単な物理
(タイヤのグリップ力)=(路面とタイヤの摩擦係数)×(押さえつける力)
だということを説明しました。
カーブを円滑に曲がるために必要なのはタイヤのグリップ力向上。
そのためにはカーブ手前での適切なブレーキングによる操舵輪への加重と、それを効率よく保つハンドリングが大切だと述べました。
そして、市街地でできるブレーキングの練習をお伝えしました。
もちろん最初は思うようにいかないと思います。毎日クルマを運転されているあなたなら、毎日が練習です。そのうち習慣になり、ブレーキのコントロールが身につくでしょう。
さて、自動車運転の巧拙がわかる山坂道。
市街地と違って、いろいろな曲がり具合のカーブの連鎖に、勾配も上り下りと様々です。
そもそもカーブの曲がり具合がカーブ手前でわからなければ、適切なブレーキングもハンドリングもできません。
運転上級者はカーブの曲がり具合を読むのがとても上手です。
初めて通る山坂道でも、まるでカーブの曲がり具合を記憶しているかのようなドライビングをします。
それは、いろいろな山坂道を走った経験で、山、谷、沢の形状から道のリズムを読んでいるということもあります。
しかし、比較的安全な夜間走行時は、遠くの景色が見えにくいものです。
そこで、
「カーブミラー」
という うれしい指標があります。
日本の山坂道にはカーブミラーが設置されていることが多く、対向車の確認はもちろんですが、カーブの曲がり具合を概ね予測できます。
例外はありますが、カーブミラーはカーブの外側、入口と出口の中間にどちら側からも対称に見通せる角度で設置されています。
すなわち、ヘアピンカーブなどUターンに近いカーブであればカーブミラーはほぼ正面を向いて円形に見えます。
そして、カーブの曲がり具合がゆるくなるに従ってカーブミラーは角度がついて投影面積が狭く、細長くなります。
いろいろな山坂道で、この法則で設置されているカーブミラーと実際のカーブの曲がり具合を体感してみてください。
きっと今までとは違ったドライビングができると思いますよ!
《第36号「カーブの曲がりを読もう! ~あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは?〜」おわり》
それでは、次号をお楽しみに。最後までお読み頂きありがとうございました。
◆たけしくんコメント◆
学生時代の自動車部の練習といえば、夜間の峠道でした。
夜を選ぶ一番の理由は、
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